白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

オルタンシア・サーガ 第5章「衝突~守られるもの~」

新キャラの気高き女騎士アーデルハイドが登場

 新キャラが登場しました。美しく誇り高い槍使いの女騎士。まあお約束のようなキャラですね。アーデルハイドですか。ハイジですね(笑)。ロッテンマイヤーさんは出ないのか?

     
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 凜としたいかにも格好良い女性ですが、デフロットの露骨な口説きを体よくあしらうでなく、結構戸惑っていたというところを見ると、そちらの方はあまり経験がなさそうな女性です。こういう表現から見て、父の後を継いで国を治めるべくかなり無理をしているけれど、まだ心の奥底には脆さと未熟さも潜んでいるキャラというところだろうな(完全に大人の女性キャラだったら、あそこはデフロットの口説きをあっさりとにべもなく撃退してしまうという描写にするはず)。実際にロイに出会った時には立場を忘れて感情に走りそうになっていたし。

 

誰が敵で何と戦えば良いのかを迷いだした主人公

 今回のポイントはいよいよ持って悪辣な面を隠さなくなっている神殿騎士団の連中に、それを見ている内に主人公が「自分は一体何のために戦っているのか」という疑問を持ちだしたこと。今まではオルタンシア王国のためと反乱を起こしたカメリアと戦うつもりでいたが、何が本当の敵かと疑問を持ちだしたということ。この作品から見たら、明らかに真の敵は王国の中にいる(あからさまに言ってしまえば、もろにあの教皇なんだろうが)のですから、いずれは主人公はどこかで旗幟を変える必要があるはずです。それに対する伏線となってきました。

 で、やはりカメリアのルギスは単なる悪者ではなさそうということです。今回の冒頭でルギスがアルフレッドの父であるフェルナンドやアーデルハイドの父であるレオンと共に戦っているシーンが入ったのは、実は彼が本来は「こっち側の者」であることを意味してると解釈するのが妥当でしょう。やっぱり展開としては、教皇がオルタンシア王国を傀儡の王を立てて好き放題するという次元を越えて、何やらとてつもなく邪悪なことを企んでおり、ルギスはそれを知って阻止するべく反乱を起こした。そしてやがて主人公もそれを知って彼らと行動を共にするようになるというパターンか。初めて登場した時から、ロイなんて明らかに単純な敵キャラではないタイプの美形キャラですし(笑)。

     
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 なおアーテルハイドはマリユスがマリー王女ではないかということは感じたようですね。ただそれを確認しようとしたらデフロットがもろに邪魔をしたんですが(笑)。あの反乱から4年程度らしいですから、やはりマリー王女の顔をよく知っている者から見たら、「あれっ?」と感じるんでしょうな。

 

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