白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

はたらく細胞!! 第5話「サイトカイン」

活性化した樹状細胞による黒歴史暴露で免疫系大活性祭

 長編の第2話です。今回は乳酸菌が出す多糖体で樹状細胞が活性化、そして活性化した樹状細胞が分泌したサイトカインという名の黒歴史暴露で、免疫細胞が一気に活性化・・・というか暴走状態になって新型インフルエンザを駆除しましたよというお話。まあ確かに白いヒラヒラのマクロファージに育成された、黒いヒラヒラのNK姉さんの写真はかなりインパクトがあったが。

     
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 にしても、樹状細胞が免疫系を活性化するシステムの表現がすごいな。活性化した樹状細胞の表現もかなり危なかったけど。どうやら樹状細胞が活性化したS属性が強化されるということらしい(笑)。それにしても免疫細胞って全員黒歴史持ちばかりか? なんかどさくさ紛れにヘルパーT司令まで活性化されていたみたいだし。

 

だけどなんで白血球がウイルスと戦ってるの?

 で、インフルエンザってウイルスだから細菌と違って細胞に寄生することで増殖するんですよね。と言うわけでこの作品ではウイルスの表現は、この前のデング熱の時のようなお面か、今回のような帽子。単純に一括りして敵と表現してしまわない正確さもこの作品の持ち味ではあります。つくづく漫画サイエンスみたいなんだよな。この作品。

     
科学漫画の名作といえば、あさりよしとおのこれです

 ところでこういう「感染細胞を細胞ごとぶっ殺す」ということになったら、それが本領のキラーTさんが登場しても然りだったんですが、今回は全く登場しませんでしたね。ヘルパーTさんが書類をガンガン決裁していたので出動指令は出ていたと思うのですが。というか、そもそもウイルス感染に対しては彼らが専門で、白血球の方が出番ないはずなんですが、なんで白血球さんが戦ってるの?

     
第6巻、ようやく発売の模様

 とりあえず一件落着で、次回はがん細胞再びの巻。ちょうど中間の6話だし、この辺りで一度クライマックスを持ってくるか。その後は最新刊のエピソードに突入か。

 

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