白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

はたらく細胞!! 第4話「ピロリ菌/抗原変異」

大長編エピソードの開始

 今回は原作でも5巻の1巻丸ごとを費やした大長編の第1話のようですね。まずは細胞くんが乳酸菌達を拾ってしまうエピソードから。乳酸菌達が流石の白血球でも殺すのを躊躇うほどに可愛く表現されているのがポイントです(笑)。

     
この第5巻はまるまるこのエピソードです

 確かにすべての細菌が敵というわけではなく、人間の常在菌の中には身体と共生して互いにWin-Winの関係を築いている善玉菌と言われる連中も存在してます。身体からしたらそういう菌はあえて駆除する必要がないし、菌の方も駆除される心配がなく生存できるしと言うことで一番幸せな関係です。人間と長く共生する中でそういう安定した関係を築くことに成功した菌と言われてますね。逆に人体に悪影響を及ぼす悪玉菌は、人体との共生関係がまだ浅いから、お互いに敵対せざるを得ない状態になっているとか。

     
プライムビデオで公開中

 で、今回はその乳酸菌の1つがヘリコバクターピロリ相手に大活躍して、その駆除に活躍してしまったと。そう言えばそもそも乳酸菌が乳酸を合成するのは他の菌を駆除するためという話もあったな。ピロリも体内環境が良い状態では暴れようがないというお話ですな。

 それにしてもいくらプリン体だからって、それをそのままプリンとして描くという安直さ(笑)。まあだけど実際のところ、プリン体の蓄積は尿酸の増加につながって、それは最終的に痛風につながりますから人体にとっては深刻な事態です。で、乳酸菌の中にもこいつを分解する奴がいたと言うことか。こりゃ人体にとっては有益だな。

 

第6巻につながっていくわけですか

 ところでこのエピソード、最終的にはがん細胞復活のエピソードまでつながる壮大な話になるんで、最終的には3話連続(最大で4話か)エピソードぐらいにはなるんですが、そこで原作の方は現在第5巻まで出ている全エピソードがコンプリートしちゃうんですよね。6巻がようやく発売とのことなので、その後はそっちのエピソードに突入ということになりますか。それにしても原作の進行状況がギリギリだな。と言うわけで、この作品はとりあえず第2期で一旦完のようですね。

     
第6巻、ようやく発売の模様

 

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