テンペストに迫る危機が見えてきた
さあ、テンペストに敵対する陰謀が動き出しました。やっぱりああいうように台頭してくる国があれば、既得権益を奪われるところが出てくるので、そういうところが排除に動くというのはよくあること。で、わざと騒ぎを起こしてそれを口実に軍事力行使をするつもりのようです。しかもそのゲスな王国に宗教勢力が荷担する模様。宗教と欲深な王という最悪の組み合わせ。この組み合わせになると徹底的に暴力的で侵略主義になる。これはテンペストの危機。
そしてその陰謀の引き金としてファルムス王国は転生者を利用するつもりのよう。またこいつらが絵に描いたようなクズ。この作品でここまでクズが登場するのは初めてでは。この作品って基本的に悪者がいないノホホンとした世界展開でここまで来てましたからね。どうやら話の展開を変えてきたようです。まあ作品世界を深めて行くには、やはりこういう悪者の存在というのも必要ですから。実際に良い人ばかりのヌルい世界なんて現実には存在しませんし、世の中には信じられないほど邪悪な人間も存在し、中にはそういう人間に支配されている国さえもある。
多分卑怯な陰謀が駆使されるのでしょう
もっとも現在のテンペストの軍事力を考えると、真っ向から戦争を挑んで勝ち目があるとは思えないんで、恐らく真っ向ではない卑怯な手を駆使するんでしょう。そういうむき出しの悪意というものは今まで出てきませんでしたから(何しろ魔王でさえ決して邪悪な存在ではなかった世界ですので)、話の調子が変わってくることが予想できます。
既にスパイも送り込まれているようです。ミュウランはあからさまに何らかの意図を持ってテンペストを探りに来ているようですが、本来悪人ではないようですし、ヨウムとの関わりも出来てきそうなので、どこかの然るべきタイミングで多分寝返るでしょうね。
今までは経営シミュレーションみたいな作品でしたが、ここから戦国シミュレーションになるんでしょうか? リムルの戦闘指揮能力が今度は問われることになりそう。
ところでリムルは生徒達に褒賞として「寄生獣」のコミックを与えていたようですが、これだけあからさまにタイトルを出すってのは、出版社が同じとか、作者が知り合いとか何かのつながりがあるんでしょうね。でないと、流石にこれはヤバかろう。
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