突然の家庭の修羅場を治める老獪な主人公
夫婦に子供が出来て大喜び・・・していたら、やんちゃな親父がメイドに手を出してしまって、そっちも妊娠してという一転しての家庭の修羅場。下手したら家庭崩壊の危機を、主人公が子供らしい誘導(中身はオッサンなんだが)で丸く収めてしまったという展開。結局のところこれで主人公には二人の妹が出来てしまった次第。
この結果として、今まで主人公の中のオッサンを察知してキモがっていたリーリャが、主人公に敬意を持つようになったようです(主人公の中身が子供でないということを感じつつも)。これも今後の展開に絡んでくるんだろうか。自分の子供を主人公に仕えさせる気でいたみたいだから、いずれはそれが登場するだろうが、それには数年が必要ですよね。
しかし中の人は引きニートだったのに、なぜかこういうところでは知恵が回るのが違和感あるんですよね。こういう時にどう振る舞うか、また自分が可愛い子供であることをどう利用するかなんて社会的スキルは、ゲームに没入していただけだと全く鍛えられないはずなんだが。陰湿なイジメに遭って社会からドロップアウトした人間としては、どうもその辺りがおかしい。これだけは経験のものであって、本人が努力する気になったからどうなるってもんではないのだが。
そして主人公は強引に旅立つことに
なお主人公はどうもシルフィーに依存されているような様子があったのだが、恐らくそれに危うさを感じた親父が半ば強引に主人公を社会に旅出させてしまったようである。だけど主人公まだ7才なんだよな(中身は40のオッサンらしいが)。この世界って、子供でも実力あったら生きていける社会なんだろうか?
とりあえず主人公が家を出たことで、ようやくメインのストーリーが動きそうな雰囲気になってきました。どういう方向のファンタジーになるのか分かりませんが、基本的にこの作品は転生無双系の元祖でしたよね。
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