改めて試練に挑むエミリア
今回はエミリアの試練に関連して彼女の過去が語られる内容。幼児期のエミリアがかなり可愛いです。ただ最後に大罪司教が登場したと言うことは、彼女が自らの記憶を封印することになるような惨劇が恐らくこれから起こるんだろうと言うことが予想がつきます。果たしてその惨劇を直視して乗り越えることが出来るかがエミリアの試練なんでしょう。
と言うわけで今回はエミリアの話ばかりでスバルの出番が全くない、と思っていたら突然にスバル達が登場。しかしガーフィールに熱烈ラブレターを見られたスバルはまだ錯乱してました(笑)。だけど確かにあれだけあからさまに日頃からプロポーズしまくっているのに、何を今更ってのはオットーの言う通り。スバルはどうも妙なところに対するこだわりがある。
しかしそれにしてもやっぱりエキドナってどういう存在で何を目論んでいるのかってのがよく分からん。善とか悪とかって人間の感覚を完全に超越してしまっている存在であり、己の欲にだけ忠実ってことなんだろうな。エミリアに対してチクチクと嫌みを飛ばしているんですが、開き直ってしまったエミリアがその辺りをスルーしてしまっているのが、いささか不満げに見えます。悪意でなく単に興味で人の感情を触るって行動をとるんでしょうね。
開き直ったエミリアは結構しぶとそう
エミリアがスバルに似てきたというようなことをエキドナが言ってましたが、確かにあの開き直り方はスバルに似てます。そしてスバルはその開き直りモードに突入した時にはとにかくしぶとい。こりゃ明らかにエミリアは新しいスキルに覚醒したな。あれだけズケズケとエキドナをやり過ごせるってのは、本来の彼女だったらあまりなさそうな反応。今まではとにかく「面倒臭い女」でしたが、今回はそれに「実は図太い女」という特性が加わりましたかね。
結局は試練ってのは、自身の過去のトラウマに向き合って、それを克服して乗り越えていくって儀式なんですね。これって一般的には大人になる時の通過儀礼なんですけど。もっともガー坊は試練を通過したら、逆に厨二っぽくなりましたが(笑)。
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