白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

バック・アロウ 第4話「天才は忘れた頃にやって来るのか」

天才は予想不可能なことをする

 よくあることわざ勘違いシリーズに登場するネタかのような今回のタイトルですが、ここで忘れた頃にやって来た天才はシュウ君でしたか。最初から何を考えているか今ひとつ分からないところがありましたが、さすがにこの展開は私も読めなかった。

     
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 今回冒頭でシュウとカイの過去が語られましたが、要するにこの二人には成り上がるべき強烈な動機があるということのようです。そしていずれは帝国を乗っ取って改革することを考えている。目下のところはその手段として帝国内で成り上がって実権を掌握することを考えていたのだが、もしバック・アロウにこの世界を滅ぼすレベルの力があるとしたら、むしろそこに接近して、あわよくばその力で帝国をひっくり返した方が話が早いという読みか。あと、単純にシュウ自身が壁の向こうの世界とかがあるのかどうかに対しての好奇心を抑えきれていないってところも大きな動機のような気がするが。

 実際にバック・アロウの力も未知数なんですよね。今回なんていきなり分身技まで繰り出した。しかも単なる幻覚などではなく、明らかに実体を持った分身でした。まあ何もないところにブライハイトというメカを作り出せるんなら、その複製を作るってこともありなのかもしれない。もっともこの大技はバック・アロウの底抜けの精神力でもキツいことのようではあったが。

 

いよいよ「仕組まれた世界」感が強まっているのだが

 そして城艦のメカニズムが極めて雑に紹介されましたね。地中に流体金属が存在してそれとの反発で飛行しているって。どういう力を使っているのかは不明ですが。磁力のように聞こえますが、相手が流体金属だったら磁力だと無理です。流体金属が磁性を持ちようがないので。まあそこらは「この世界の特別な力」ってことで終わりでしょう。

     
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 しかし壁の存在と言い、世界の構造と言い、非常に「仕組まれた」感が強い世界設定なんですよね。最終的にはその世界を仕組んだ相手との関わりになるという可能性がある。この世界自体が何らかのシステムによって作られた物で、バック・アロウは記憶を失っているがそもそもその管理者の一人ってパターン。うーん、最近これに近いような設定の作品を見た記憶が・・・と思ったら「デカダンス」だったか。

 

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