肝臓が風俗のお姉ちゃんという表現は斬新か
お勉強要素が強い元作に比べて、ドラマ性を高めている本作です。今回はヘロヘロになった赤血球達が体内の風俗街、肝臓に「抜き」に行くお話。
まあ肝臓って、血液内から栄養分を抜いて物質合成したり、血液中からアルコールなどの毒物を抜いて処理するのが仕事なので、確かに「抜く」のがお仕事です。よく化学工場に喩えられますが、本作ではそれを風俗のお姉ちゃんにしたというところがさすがにアダルト向けか。
ひたすらブラックでアダルトな路線を突き進みます
で、内容としては仕事に追われて荒んでいたブラック企業の新入社員諸君が、風俗街で必死で働いているお姉ちゃん達を見て自分達も頑張る気になるという前向きのお話ですが、正直なところブラック企業で前向きになってもやりがい搾取されるだけですからね・・・。現実は職場の風土を変えることが絶望的だったら逃げ出すことしか手はないです。現在でも新卒でいきなりブラック企業に就職してしまって、そこで心身を破壊されてしまって人生が詰んでしまうと言う若者が非常に多いですからね。ブラック企業内で前向きになることはむしろ有害だったりする。
第三、四回は別枠で18日に放送というテロップが流れていたが、これってテーマが生殖細胞だからってことで、別枠扱いということかな。まあそっち系のワードがポンポン出て来ますからね。もっとも興味本位で扱っているんじゃなくて、あくまで扱いは学問的ですけど。確かバイアグラの話なんかも出て来たんじゃなかったっけ。とにかく強度のストレスに晒された状態の下ではそっちもダメになってくるという話。この身体、既に喫煙の再開、さらにはアルコールの過剰摂取というヤバい方向に向かっているから。そして体内のブラック度はひたすら上がっていく。
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