白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

2021年冬アニメ(木曜日版)

 さて今年度の冬アニメで本日木曜日に私がチェックしたのは3本。この日のアニメにはリゼロの2期の後半も含まれている。

 

オルタンシア・サーガ 第1章「覚悟~カメリアとの戦い~」

     
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 最近多いゲーム原作の作品のようだが、内容はコテコテに王道のファンタジー。王国から逃げ出した姫様と王国の騎士団団長の息子が、反乱を起こした敵の公国と戦うというようなパターン。内容的にはファイヤーエンブレムを連想させる。

     
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 主人公は反乱の際に騎士団長の父を亡くしたアルフレッド。それに従者として付いているマリユスが実は逃亡したお姫様が男装しているということのようだ。もっともこの手の作品の定番としては、亡国の王子が敵である悪の帝国を滅ぼして、滅ぼされた王国を再興するという話だが、本作では王国は辛うじて滅亡せずに幼少の弟が継いでいるとのことであるから、もしかしたらそっちとの権力争いも生じることになるかもしれない。場合によったら目下敵だと考えている公国よりも、真の敵は王国内に存在するというパターンもありえる。また今回はほとんど登場しなかったが、モンスターも登場する世界のようなので、その真の敵は実はモンスターを従えているという展開もあり。

 とりあえずコテコテのファンタジーであり、タイプとしては古いタイプ。恐らくこれから主人公の成長と、姫様との間の恋愛、さらには仲間たちとの友情なんて話になるのだと思われる。同様のタイプの作品としては現在も放送中の「キングスレイド」などがある。

     
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 まあ私としては嫌いなタイプの話ではないのでしばらく様子見。気になるのはゲーム原作と言うことでまさか「禍つ」のようなことにならないかということ。どうも12話完結の模様(既にBlu-rayの宣伝が入った)らしいから、果たしてそれだけの話数で本当に話が完結するのかの疑問はある(「キングスレイド」の方は2期に突入したようだし)。

 

Re:ゼロから始まる異世界生活2nd season 第39話

こちらもプライムビデオあり

 昨年の夏期に放送された38話までからに続く話。昨シーズンが唐突に全くの中途で終わったが、唐突にその続きが始まる(いきなりオットーがスバルを殴り倒すシーンから)ので、38話をザッと見返さないと話がつながらなかった。

 前話ではグダグダ展開の中で完全に目標を見失ってしまったスバルだが、オットーのクソ熱い友情のおかげで立ち直り、オットーの協力の下で全面的に戦略を見直すところから始まる。オットーは分かっていることをすべて話せと言っていたが、確か死に戻りのことは話したら魔女の呪いでオットーが死んでしまうと思うから、一体どこまで話せたのかは定かではないのだが、一応スバルが把握している情報は伝えられた模様。

     
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 意外だったのはオットーがあれほど熱くスバルに友情を持っていたということもさることながら、殴りかかってきたスバルを一本背負いで投げ飛ばすほどの格闘術を持っていたこと。まああちこち行く商人だから、最低限の護身術ぐらいは心得ていたのだろうか。

 持ち前の芯の強さですぐに立ち直ったスバルは、直ちにロズワールと交渉。ロズワールはスバルの態度に少々驚いていたようだが、そりゃさっきまで完全に絶望しきった様子で土下座していたスバルが、これだけ見事に立ち直って強気の交渉をしかけてきたら、確かにそのしぶとさにはロズワールでなくても驚くだろう。

 スバルはこのターンですべてを成功させると断言していたが、リューズと話も進め、エミリアについてもその深層に斬り込んで確かにかなり事態は進展したような気配はある。この後は多分ガーフィールを取り込むと思われるので、対エルザ戦の切り札はやはりガーフィールか(現有戦力でエルザに対抗できそうなのはロズワールかガーフィールしかいない)。となれば人食い兎は試練をくぐり抜けたエミリアとベア子に任せるという辺りか。確かに何となく解決の糸口は見えてきている。先期に散々グダグダだったストーリーがようやく動き始めた。

 本作については最初のシリーズからつきあっており、意外と面白いという印象を持っているので多分今期も最後までつきあうだろう。ただ問題はまだ原作が制作中の作品らしいから、中途半端なところでアニメ終了になる可能性。

 

装甲娘戦機 1「戦場に落ちた日」

 どういう話だろうと思っていたら、単に少女がパラレルワールドで装甲スーツで謎の敵と戦うというだけの、今時の量産型アニメだった。問答無用で唐突に話を進める強引な展開と言い、いかにもリアリティのかけらもなり無理くりな世界設定といい、キャラを見せるために戦闘用パワードスーツにも関わらず装甲が全くないというあり得ない構造といい、ご都合主義の集大成のような雰囲気が濃厚に漂っている。

     
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 ハッキリ言ってもろに私の対象外のジャンルであるようなので、これは即脱落。


 と言うわけで木曜アニメについては上の2作をさしあたってチェックすることにした。リゼロはよほどのストーリー破綻でもない限り最後まで付き合うだろう。オルタンシアの方はしばらく様子見。これもよほどひどいことにならない限りは付き合うと思う。

 

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