難しい問題を扱ってるんですが、結局は綺麗事ですよね
強盗して重症を負わせたクズを処刑してもらおうと思っていたら、実はそのクズはさらなるクズの被害者だったというお話。まあ世の中、こういうことは実際によくあることです。
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被害者が先に進むためにという話がありましたが、実際に事件の被害者が加害者に対する憎しみや恐怖にいつまでも縛られて、そこから前へ進めないなんてことが非常に多いんです。だからそれをどう決着つけるかが大切なんですが、正直なところ、このエピソードのようなまだ救い所のある加害者ならこういう方法で何とか出来ても、実際には加害者がどうしようもないクズで、自分自身の犯罪に対して罪の意識を微塵も感じてない場合が少なくない。そんな加害者と面会でもしようものなら被害者にしたら「絶対こいつ殺してやる」になるのは確実。まあ正直なところ、今回のエピソードはあまりに「綺麗事」過ぎる印象はありますね。立って厨房で調理できないから、キッチンカーで開業して、あの加害者にも協力してもらう(要するに雇うということですよね)って、あの兄貴、どんだけ聖人なんだ。
にしても、マコトはついにカウンセラーの類いまで始めたのか? とにかく単なるヤンキー上がりにしては有能すぎ。正直なところ、そこのところがこの作品において一番リアリティがない。総じてこの番組のヤンキーは優秀すぎて、それならそもそもヤンキーやるわけがないんですよね。
ところで今回それとなく、水面下でレッドエンジェルスとGボーイズの対立がくすぶっていることが匂わされてましたが、その辺りの顛末が次回から最終話ぐらいにかけてのテーマになるんですかね。いずは一山持ってくるはずでしょうから。
そう言えば、シャドウにボコられて病院送りになってしまったあの「自称武闘派君」はどうなったの? 何か彼の出番がありそうな展開になってきたのに。
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