白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

憂国のモリアーティ 09「シャーロック・ホームズの研究 第二幕」

モリアーティはホームズを利用するつもりのようで

 ホームズはどうやらモリアーティのしかけたテストをクリアした模様。モリアーティは今後、ホームズにヒーローとしてモリアーティのしかけた犯罪の謎を解かして、その過程で貴族の腐敗の状況を世間にさらしていくって形で利用するつもりなんだろうな。ホームズは単なる謎解きオタクであって、その背後の深い陰謀なんてのには興味なさそうだから。モリアーティは革命家だが、ホームズは絶対にそうはならないタイプ。

楽天で前作全巻セットの中古なんかも出ているようで

 

 それにしても最後の展開はコテコテに読めましたね。ホームズがあそこで撃つわけないのは当然。それに「謎ってのは自分で解いてこそなんだよ」って台詞、ほぼ一言一句間違いなく予測が付きましたね(笑)。こういうところは本当にコテコテの展開するんだよなこの作品。

 それに毎度のことながら、本作はミステリーでもサスペンスでもないので、事件自体には特別に解くべき謎はなく、今回なんかも推理でも何でもないような状況で勝手に犯人が誰かが降って湧いている(笑)。この辺りは事件自体がメインでない作品っていう特徴が顕著なんだよな。「ウェストゲートパーク」がマコトが数カ所に電話かけたら事件の背景から何からすべてすぐに判明するのと同レベルの安直さだ(笑)。つまりは背後の人間ドラマの方がメインってこと。まあ推理ばっかりに走った「コナン」とかが作品として面白いかと言えば甚だ疑問なんで、物語の方向性としては正解だと思いますが。

 今のところホームズは、背後に全ての台本を書いているかなりの切れ者がいることまでは察しているが、それがモリアーティだという線まではたどり着いていない。そこにいつたどり着くのか。それとたどり着いた後にはどういう展開になるのか。モリアーティは毎度完全犯罪してるので、しょっ引く証拠は全くないですからね。

 

次話はこちら

anime.ksagi.work

前話はこちら

anime.ksagi.work