白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

100万の命の上に俺は立っている 第10話「四谷友助死す」

突如としてパーティ全滅の危機って展開だが

 一番問題だった届け物の件をクリアして、後は散歩気分でマップ探索を広めればクエストクリアと思っていたら、そこに突然の寒波襲来で全滅の危機って展開が今回。

     
原作コミックはまだストーリー進行中のよう

 その過程で各人のダークな背景なんかがまた繰り返されるのだが、これが正直なところ「またか」って感じで退屈極まりない。四谷なんか例のごとく「俺はすべての生命は平等ではないが公平であると考えている」って思想信条を吐露しているんだが、これがまた分かりにくい考え方なんだな。要するに自分よりも優先順位の高い(と判断した)者のためには自身を犠牲にしても良いってことなんだろうが、そもそも異常に低い自己評価が前提となっている上に、それのどこが公平なんだろうかというのが理解不能。で、この根本的考えが理解不能だから、四谷というキャラの人間像が理解不能、で、理解不能な奴がドタバタと走り回っているから、ストーリーが上滑りで全く面白くないと来ている。

 ましてや今回なんて話としては全員が散歩していたら凍死しそうになりましたってだけの内容だからな。盛り上がるべきポイントも全くない。結局はこの作品全体に漂う厨二臭だけが濃厚にプンプンするということに。

 今回で第10話だから、この調子でいくとこのクエストが終了時点でこの話終わりなんだろうか? それとも次のクエストの触りだけ出して、次のクエストが見たかったら続編制作への支持をって感じなのかな。正直なところ、私はもうこの作品はこれでこれ以上はもう十分だけど。

 

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