白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦 第8話

魔人登場で話がもつれてきました

 ミスミス達一行をダシにして、陰謀の真の目的は地下牢に閉じ込められていた反逆者(魔人と呼ばれてしましたね)を解放することだったと。どうやらこの魔人、女王に戦いを挑んだようですが。帝国からしたら「敵の敵は味方」という形で引き込もうとしたようですが、どう考えてもかえってタチの悪いのを解放したとしか思えない。まあよくあることですけど、自分の国に敵対する国の政権を倒すためにゲリラを支援したら、そいつらが力を持ったら前政権よりもよほど強硬に対立してきたなんて話は(アメリカなんて世界中でこれを繰り返している)。この男の性格からしたら、うまく皇庁を支配できたとしたら次は確実に帝国を征服しようとするでしょう。

     
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 で、精霊を奪うというような話が出てましたが、要は相手から魔法力の源である精霊を奪い取ることができるってこと? ミスミスが突然に魔力を持ってしまったりとか、どうやらこの世界の魔法力は外から来ているようですが、それってそう簡単に乗っ取ったり出来るものなんだろうか。それだったらミスミスが魔法力を捨てるということも出来ても良さそうなものなんだが。

 

燐はイスカに助けられることになるんでしょうね

 燐が時間稼ぎか何かのために魔人に挑みましたが、燐もかなりの使い手であるらしきにもかかわらず、全く歯が立っていませんでした。ところで燐は精霊術はともかくとして、体術の方も人間離れしていたんですが、この人間離れした体術はやはり魔術同じような特殊能力なのか、それとも普通に「人並み外れた体術の使い手」というののアニメ的極端な表現なのかどっちなんでしょう? どうもこの作品の標準的な人間のスペックが分からないから、その辺りが分からない。

 で、皮肉なことに燐はいっそ殺してしまおうと考えていたイスカに救われることになるんですか? イスカに借りを作ることにはすごく抵抗しそうな気がしますがね。彼女のタイプからすると。だけどこのタイプって、あるレベルを超えた途端に急にデレる可能性も高いです。とにかく絵に描いたようなツンデレタイプのキャラなので。

 ところでミスミスってポジション的には姉キャラのはずなんですが、天然が強いキャラ設定のせいでポジションが姉キャラにもかかわらず、内容的に妹キャラに近く、おかげでそもそも妹キャラ設定のはずの音々が完全に存在不要になっちゃってます。何かこの辺りのキャラ配置のバランスの悪さを感じるな。まだ全てのキャラを十分に生かし切れていない。まあアリスとイスカの与太話ばっかり延々と描いていたせいですが。

 

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