白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

NOBLESSE-ノブレス- 7「気になるあの娘は貴族様/Unforgettable」

今回は楽しいヘッポコドタバタ劇でした

 2話ほどシリアス展開した反動でしょうか、見事なまでにヘッポコした与太話を持ってきてました。

 事件が起こる度にイケメンおじさま警備員が増えていく謎の学園。まああれだけ警備員がモテモテで、その挙げ句に同級生のライもモテモテ(ちょっとした仕草で失神者が出るって表現はあまりに古すぎて笑いますが、お籠もりの間に少女漫画を読みふけっていたという裕介君には分かりやすい表現か)ですから、裕介でなくても「なぜ俺だけ」って気は起こってくるでしょうね。学はそういうのは気にならないのかと思っていたが、よくよく考えると、彼ってセーラに気があるのかと思っていたらレジスに対してだったし、今は「兄貴、兄貴」ですから、ようはあっち系のようですね。

     
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 このモテモテのおじさん達が、恋愛の話となれば見事に逃走しようというのが大笑い。確かにこれに関しては全く場数踏んでなさそうな連中ばかりですから(そもそも男ばかりの殺伐とした世界で生きてきた連中ばかり)。挙げ句に裕介の相手がセーラと聞いて「選りに選ってそこを攻める?」「まごうことなき勇者だ」には爆笑したが。それは私も全く同感なんで。ライからまでも「お願い」されて「マジか?!」もまた爆笑したが。このお願いは圧が強すぎる。レジスに至っては無理矢理屈服されられていたようですから。

 

漫才の中で各キャラの性格を描いていました

 オッサン共はあてにならないと理事長室を訪ねるが、その挙げ句にはフランケンにまでのろけ話を聞かされてしまう裕介。そのフランケンにライは黙ってツッコミを入れていたようですが。なんでしょうね、この畳みかける古くさいギャグ。

 しかしM-21とレジスは例によって本題そっちのけで勝手にじゃれ合ってしまうし(本当に仲が良いですね、この二人(笑))、それに乗せられて気がつけばタキオまで主旨を忘れて本気を・・・。思わず本気でシュートを決めてポーズを取ってから「あっ・・・」て言うのが笑えた。また終始タオがちょっと距離を置いたツッコミキャラとして機能している。真面目にボケるタキオと並ぶと良い漫才コンビ。しかしこうして見ていると、実はこういうヘッポコ日常こそこの作品の本筋のような気も・・・。M-21君もこんな日常が貴重だと言ってるようだし(笑)。

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 で、問題のセーラさんですが、今回は珍しく表情や感情をわずかに見せてますね。裕介達が記憶を消去させられるって時、さり気に痛々しげな表情を一瞬浮かべてますね。かなり冷血な印象を受けますが、感情表現が希薄なだけで冷血ってわけでもないようです。多分、感情よりも使命や立場のようなものを優先させてるのかな。

 そして散々大騒ぎした後、裕介達は記憶を消されることに。そりゃそうでしょうね。最初の騒動の後はあっさりと記憶を消したのに、今回はなぜ放置してるんだろうって疑問に感じていたから。しかしここで記憶を操作するということは、レジスやセーラのことはともかくとしてタオやタキオのことは普通のオッサンになるのか? 学のタオを慕う気持ちはどうなるんだ?

 

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