白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

100万の命の上に俺は立っている 第7話

相変わらずグダグダとやっているようですが・・・

 前回に続いて普通の異世界冒険ものっぽい展開ですが、前回忘れていた「暗黒面を吐露」を「あっ大事なものを忘れていた」とでも言いたいかのように復活させてましたね。だけどそれがどうしても入れ込み感が強くて、話の本筋から見れば邪魔にしか見えない

 そう言えば最近はやたらに「自分の存在意義」ってことを聞きますが、どうも最近の若者は特にそれに固執する傾向があるようです。だけど一言で言ってしまえば「自分の存在意義なんて特別なものは特にない」というのが本当です。自分が存在するということに存在意義があるので。こういうのに固執するのは、自分は他の連中と違う何か特別なものがあるに違いないという特別感の強さのせいなんですよね。これは特にSNS時代になってから強くなったようで、自分は特別ってのを主張したいが為にtwitterなどで悪目立ちしようとして、結局は犯罪投稿してしまったりするって結果につながりがち。

 だけどね、世の中は特別な人間だけで出来てるんでなくて、普通の人間が集まって出来ているものであり、実はその普通の人間ってのも一人一人は本当は特別なんです。まあこんなことを言い出したらジジイの説教みたいになるんで深入りは避けますが。もっとも自分が他の連中とは違う特別な存在だと信じたい気持ちは私のようなジジイでもありますよ。だからこんなブログなんてやってたりするんですが。

 それにしても四谷の思い返すと脳がどす黒くなるような経験ってのが、もしクラスの中で浮いて仲間はずれになってしまった経験ってのなら、思いの外に浅すぎる話になってしまいます。まだ裏があるんでしょうか? 正直なところ、それで心がどす黒くなるんだったら私の心なんてとっくにフォースの暗黒面落ちしてしまっているところです(笑)。ジジイの立場から言えば「お前はまだ若いから取り返しはいくらでもつく。しかしそのまま人生半ばを過ぎてしまったら取り返しのつかない後悔でドツボにはまるぞ!」と声高に言いたくなるところ・・・いかん、どうもこの作品は私の暗黒面を触発するところがある。

 どうも「今時の若いもんは・・・」ってジジイの立場から説教したくなるところがある作品だな。これが本当の今時の若いもんの感覚なんだったらジジイには理解しがたいところがあることは否定できない。願わくは作者の個人的なものであって欲しいのだが。

 

新堂さんの転職でパワーバランスが変わってきた

 で、自分の使命は他の面々を導くことと勝手に使命感に覚醒して存在意義を確立したかに見えた四谷ですが、新堂さんが本来の適職である戦士に転職してしまったことで、それは簡単に打ち砕かれそうですね。どう考えて、パーティーの中で新堂さんの戦闘力が圧倒的になりそうですから。

 そして一撃必殺の部位の答えは胸の甲冑の隙間を狙えですか。まあマニアックな回答ですね。だけど喉は確かに鎧等で防御しているのは基本ですが、それでも首の動きを阻害しないために完全に防護できていない場合もありますので、喉元への矢の一撃とか、剣による突きがトドメになる場合って結構あります。甲冑の隙間を狙うのは戦術として基本ですが、胸のところは一枚物で防護しているのが大抵なので、それをかわして心臓に一撃って実はかなり高等テクになります。まあ新堂さんはそれをいとも簡単にやっちゃいましたが。また心臓に一撃できないでも、首筋の頸動脈をやってしまったら、それも致命傷になります。

 ところで近いうち次のクエストという展開になりそうな気配ですが、そうなるとまたキャラが増えるんでしょうか。だけど「創作ものの中心キャラは3人まで」って法則があるので、キャラが増えすぎるといよいよもって各人を描くのがキツくなるんですけどね。それでなくても既に時舘さんの存在感が空気になってますし。

     
原作コミックではキャラがドンドン増えている気配

  

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