白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦 第6話

話的にはあまり進展がなかったような気が

 今回の内容は「ミスミスが魔女になってしまいました」と「イスカへの想いを断ちがたいアリスを見かねて、燐がイスカに毒を盛ろうとしたけど、それが忍びなくて睡眠薬にしてしまいました」って内容。

     
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 それにしてもボルテックスだかボルテッカーだか知らないけど、あんな中に落ちただけで魔女って簡単に生成してしまうものなんですか。だとしたら、帝国があそこまで徹底的に魔女排除にこだわる理由ってのが今ひとつハッキリしない。イスカではないけど、こんな延々と戦いを続ける理由なんて本当はないんじゃないかって気がしますね。やっぱりこの戦いの背景で利益を得る奴が双方のトップ近くにいて、そいつらが戦いをしかけてるって話のようですね。中立国にはフェザーンの気配は今のところは全くないようだし。

 しかしそれにしてもイスカ君の警戒心のなさったら、あそこで燐が差し出した飲み物を何の警戒心もなく飲んでしまうって、かなりマヌケすぎなように思う。確かに兵士としての技倆はともかく、一個人としてのイスカってかなりダメダメの雰囲気はありますから。まあそれだけアリスに対して心を許してしまってるんだろうけど。実のところアリスの方もイスカに対しては警戒心皆無ですから、まあ見事な相思相愛。この作品って半分は二人ののろけ物語ですよね。今回もどうしてもイスカとデートしたいアリスが燐を振り回していただけですし。

 イスカを巡るドタバタでアリスも燐もミスミスが魔女になってるってのは分かりましたね。そしてアリスはミスミスがボルテックスに落ちたのも知ってるから「あれが原因で」ってのも想像はつくだろうと思います。となればイスカが悩んでいた原因もこれにあるということも予想は付く。今後、アリスがこの件に対してどう動くかですね。ミスミスをアリスが保護しようと動くという展開もありそう。

 まあどうなったところで、今後も燐の苦労は絶えないだろう。燐のキャラってポジション的には暴れん坊将軍の爺の位置ですから、奔放な殿に苦労させられるためだけに存在するようなものですので。だけどこういうキャラって、地味にファンが増えるキャラって気がしますね。実際に私自身がこの作品の中で一番魅力を感じるキャラって実は燐ですし。ああいうキャラって、多分本質的にはアリス以上のツンデレ。そして私は彼女がデレるところを見てみたい(笑)。

 

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