白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか episode:04

背後の意図は見えてきたが、振り回されているだけの主人公

 基本的に前回の続きで主人公達と例のはぐれモンスター達が親交を深めながら、裏での各人の思惑を「関係者が喋りまくる」という形でひたすら説明してました。

 で、「モンスターとの共存」という崇高な理念が登場しましたが、そもそもそれはこの世界の常識にあまりに反しているというのは、あの神様(ヘスティアでしたっけ)の反応に現れてるんでしょう。何やらウラヌス様が一人で完全に暴走しているって気配がプンプンしている。ヘスティア様の反応一つとっても、到底はこの世界の住民に受け入れがたい話である模様。その「異常な」状況になれさせるために、ウラヌス様は既に裏でいろいろと画策していたらしきことも語られている。唐突にガネーシャの名前が登場しましたが、インドの象の神様ですよね。私はこの作品の前シリーズを全く見てないのでピンとこなかったのですが、恐らく作品に馴染みのある者なら「えっ、まさかあいつ!?」ってなる強烈なキャラなんだろうってことだけは分かった。

 そして案の定、モンスターとの共存となれば「そもそもモンスターとは何なのか」という定義づけに戻ってきた模様。ウラヌス様は心があって意思の疎通が可能である以上は彼らは一概にモンスターとしては括れないというスタンスに立っているようですが、そもそもあのようなあぶれモンスターが登場してきた理由は何なんだ? という話になり、そこからは「ダンジョンの意図」ってものまで出てきた。この世界のダンジョンって意志を持ってるのか? まあその辺りの世界観の細かいものは全く理解してませんが、この世界全てを支配しているものが実は「ダンジョンの意志」なんて可能性もある。

 しかし話がそういう壮大な方向に向かうにつれて、ひたすら主人公達の存在感が矮小化してきて、彼らは単に状況に振り回されているだけって感覚が強くなっていくんですが・・・。それで良いんでしょうか作品的に。


 そしてお約束通りに最後にあの「絵に描いたような悪党連中」が登場してウィーネが危機にという展開。恐らくウィーネは連中に拉致され、残りの連中は虐殺されるというパターンが見えてくる。それで主人公達によるウィーネ救出辺りが今後のストーリーのメインになるってとこか。

 

次話はこちら

anime.ksagi.work

前話はこちら

anime.ksagi.work