白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

葬送のフリーレン 第8話「葬送のフリーレン」第9話「断頭台のアウラ」第10話「強い魔法使い」

魔族軍団との決戦終了

 なんか独得の淡々とした調子で進むこの作品ですが、この数話はこの作品としてはかなり熱い方の展開でしょうか。結局はグラナト伯爵領の攻略を目指して侵攻していた断頭台のアウラ及び彼女が工作員として送り込んでいた首切り役人連中との決着がつくという内容。

     
コミックが原作の模様

 それにしてもフリーレンが彼我の実力を完全に読み切って、確実に勝てるという計算の元に動いているのがすごいわな。しかも自分がアウラに勝てるというだけでなく、フェルンとシュタルクだったらリュグナーとリーニエを問題なく倒せると読み切っていること。結局はかなり際どい戦いとなって、二人は最初は「とても無理」と思っていたが、結局は二人のレベルアップの糧になったという。下手なRPGよりも的確な中ボス配置だな(笑)。

 要はフリーレンが師匠のフランメから学んだことは、自身の魔力を隠蔽して魔族を欺くことか。魔族は魔力を隠蔽するという考えがそもそもない上に、日常的にむしろ自身の魔力を誇示しないと舐められるから(イキったヤンキーみたいな世界だ)、魔力を誇示する方向に向かって相手の魔力が少ないと侮ってかかるので、その侮ってかかってきたところを逆に倒してしまうってことか。結局は断頭台のアウラもフリーレンの見せかけの魔力量と自身の魔力量を比較して自信満々で「服従のてんびん」を使ってきたんだが、結局は逆に服従させられて自殺を命じられる羽目にってオチ。まさに「能ある鷹は爪を隠す」だな。確かにフリーレン自身が言っていたように、あのままアンデッド軍団をけしかけられて消耗戦を強いられる方が分が悪かったんだが、アウラの心理まで読み切ったフリーレンの完勝です。人間の情は理解出来ないらしいが、魔族の行動原理は見事に読み切ってるな。

 

 

結局弟子たちはフリーレンの読み通りに勝利してるし

 同じくフリーレンに鍛えられたフェルンも魔力隠蔽のスキルを持っていたと言うことか。そこからリュグナーが嘗めてかかって油断していたから、その態度が崩れないうちに致命傷を与えるという戦術を採った。相手が嘗めてかかっているのを承知の上で、誘導尋問的なやりとりを行ったりで、言葉を騙す道具として用いる術は魔族よりも長けてるな(笑)。元々フェルンはかなり頭の切れる方だったが、フリーレンと旅を共にする内にフリーレン譲りの狡猾さも身につけた模様。フェルンをそもそも弟子にしたのがハイターであり、そのフェルンをフリーレンに託したのハイターだから、やっぱりあの飲んだくれ神父、人を見る目はかなりあった模様。フリーレンの記憶によれば、フリーレンの魔力隠蔽にも気付いていたようだし。結局は勇者一行ってフリーレンを仲間にしたヒンメルといい、人を見る目は優れているようだな。

 一方のアイゼンが見込んだシュタルクの強さは不屈の精神か。最後まで倒れずに立っていたら勝ちって考えは、いかにもドワーフファイターらしきものだが、ドワーフほどに屈強ではない人間であるシュタルクがそれを仕込まれているんだから、シュタルクの頑丈さって並ではないな。完全に師匠の太刀筋をコピーしてくるリーニエに戸惑って手こずるが、結局はコピーはオリジナルに比べて斬撃に重みがないということに気付いて、所詮コピーはコピーに過ぎないと見事に撃破に成功というオチ。そして結果としてリーニエがシュタルクに討たれたことがリュグナーの隙を呼んだんだから、シュタルクは殊勲だな。

 

 

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