いよいよ救いのないダークな話へと
うわー、ある程度予想はしていたがドンドンとツラくてダークな話になっていくな。ヘルクを見ていたら「これはクレスがもし自ら殺してくれとヘルクに懇願したとしても、到底ヘルクには殺せんな」と感じたのだが、結局はクレス自身が操られてしまうぐらいならと自ら死を選んだか。ドがつくぐらいにシビアな展開だな。これは泣けるわ。
そしてクレスの死に対して醜い罵倒を浴びせる自民党幹部会議・・・じゃなかった元老院連中の卑怯さにヘルクの怒りが爆発すると。この時のヘルクは完全に別人になっていたな。どす黒いオーラも漂っていたし、どうも暗黒の力に取り込まれかけていた気配がある。アリシアが止めて正気に戻らなかったら、ヘルクが暗黒の化身と化してこの場の連中を皆殺しにした可能性がありそう。これがヘルクが秘めている危険性であり、ヘルク自身が何かのキッカケでそうなりかねないという気があるから、その時にはアンに自分を殺して欲しいと言っているのか。
そして最終的な悲劇の予感
勇者殺しの剣で刺されただけで大ダメージを受けているわけだから、要はヘルクの強さって勇者の力だったってことなんだろうな。何でそんな剣がアリシアの家に伝わっているのかも謎なんだが、それはともかくとして、結局はアリシアの武器がヘルクを傷付けて戦闘不能にすることになってしまったってことになる。ヘルクは誰が助けたのかは定かではないのだが、どうやら他の連中は捕まって処刑されることになった模様。
ヘルクはそこに駆けつけようと急いでいるが、まあ間に合わないんだろうな。最悪は目の前で処刑される瞬間を目撃することになりそう。しかしそうなったら今度こそヘルクが暴走して闇の権化になってしまう危険もありそうだが・・・。どうやってそれが阻止されるのかは分からないが、結局こういういきさつがあったから、ヘルクは「人間滅ぼそう」になったわけか。最初の頃のおちゃらけた雰囲気からは想像もつかないようなシビアな話になってきたな。
そして究極まで重苦しくなったところで、最後にそれを緩和するかのように、かつてのヘルクとアリシアのほのぼの物語が挿入されるのだが、これがどう見てもアリシアの死亡フラグとしか思えんよな・・・。余計ツラいわ。
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