MFゴースト 第1話「英国からの挑戦者(チャレンジャー)」
「頭文字D」の続編というニュアンスの作品のようだが、正直なところ「今時」感が強い作品だよな。作品自体が冒頭で既にガソリンエンジン車が過去の遺物となりかかっていると言っているが、そんな時にまさにその大排気量のガソリンエンジン車が峠道をぶっ飛ばすという完全にレトロ作品。まあ車にドローンが追尾している辺りが現代感はあるが。
そして作品自体は、まんま頭文字Dだな。主人公も藤原拓海をもう少し男前にした感じだし、こんなキャラいたよなという奴等ばかり出てくる。あの車屋の親父なんて、まんまイツキかと思ったわ。なんかガソリンスタンドの店長みたいな奴までいたし。で、今時なのは主人公が無気力でひねたところがあった藤原拓海でなく、やけに素直な好青年というところか。Z世代って意外に大人しいのが多いと言うし。で、早くも彼女になりそうなのがいるが、これもなつきのようなビッチではないようですね。当時は援交の話が多かった時代なので。もっともこれに関しては今でも形を変えて存在しているようだが。
結局第1話は何だかんだで状況説明ばかりで、主人公が走るところまでは行かなかった。まあ次回に全く無名の主人公があっと驚くようなパフォーマンスをするんだろう。まあ展開は読める。その辺りももろに頭文字Dの焼き直し。正直なところ「今時頭文字D?」と感じたのだが、前作が結構当たったから、作者とエイベックスの「夢よもう一度」なんだろうな。だけど私の感想はやっぱり「今時頭文字D?」ですわ。まあ次回ぐらいは見るだろうけど、特にレースの類いに思い入れはないからな。後は未定。
オーバーテイク! 第1話「走る男」
「今時頭文字D?」と思っていたら、なんと続けてレースものです。こちらは公道レースでなくてサーキットレースのようですが。F4と言っていたからF1の登竜門というか4軍なんでしょうね。で、そこからどう成り上がっていくかという話のようですが、主人公をあえてドライバーでなくて、その脇にいるカメラマン(本人はフォトグラファーと言ってたな)に置いたようです。ドライバーの性格設定が、表面上はクールだが内面に熱血を抱えているタイプのようですが、それを第三者視点から若干客観的に描いていくってことでしょうか。
ただレースものというネタのせいもあって、かなり古くささは否定出来ないですね。もっとも古臭い印象の作品であるが故に、主人公の成長物語としてはしっかりと描いていく可能性もあり得る。どちらかと言えば、レースものというよりもその側面の方が作品としては面白くなる可能性あり。
うーん、いきなりレースものが2本か。正直なところ私の好みとは完全にずれてるんだけど、共に意外と気になる作品なんだよな。しばらくはチェックしながら様子見るかも。
次話はこちら