白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

SYNDUALITY Noir 第12話「Mirage of the Idea」

続きは来年ってか

 ドワッ、やっぱり終わらんかったか・・・。まあそりゃそうだろうな。ここに来て突然に山のような思わせぶり設定を持ち出してきてたから、全12話で決着付けるのは無理だよな。来年1月に続きをって、まあ「続きはゲームで」よりは良いけど。それにしても唐突感は否定できんよな。もしかして反響を見てたのか? んで、不評なようだったらシルヴァーストームを倒したところで「俺たちの戦いはまだまだ続く」で打ち切りするつもりだったんだろうか?

マニアは塗り替えてミステルバージョンとか作るのかな?

 まあノワールが突然に覚醒して黒ノワール(ミステルだっけ?)になって、突然に凄まじい力を出して敵を一掃するってオチはまあ大体想定通りだけど。それを見て例の黒シャア「ノワールの覚醒・・・これもあなたのシナリオの内ですか? 碇司令」って感じで完全に加持リョウジになってるってのも今更・・・。カナタはカナタで、急に黒ビッチ化したノワールに戸惑って「ノワールはどうなったんだ?!」って感じだし。ミステル「知らないの。多分私は二人目だと思うから・・・」じゃなかった、ノワールはどうやらセーフモードだったとの話。本来はミステルだったメイガスが、バグってセーフモードで起動しちまったってか。なるほど、道理でいろいろと機能が制限されてたってオチ。ミステルはノワールのことをポンコツって言い切ってたけど。

 

 

思わせぶりな話は次々と出てきてます

 結局はそのポンコツが、カナタのサポートのために自身の本来の実力を出し切りたいと強く考えたことで、強引に本来の人格であるところのミステルを強制起動しちまったのか。なんかミステル自身は出てくるつもりが全くなかったところを無理矢理叩き起こされたものだから不機嫌の極みか。いきなりカナタのことを「ヘッポコ」呼びですわ。まあ彼女の以前のパートナーはかなり出来る奴だった模様なので、それと比較したら駆け出しドリフターのカナタはヘッポコなんでしょう。しかしこれは「最近は結構やれるようになった」と思っていたカナタのプライドを正面から叩きつぶしてますな。いきなり事故を切っ掛けに性格が激変してしまった嫁に戸惑う旦那のカナタってとこか。ノワールはどうやら二重人格メイガスだったらしい。まあカナタにしたら、綾波が突然にアスカになっちまったら戸惑うよな。

 にしても、そもそもノワールってフランス語でって意味。その割にはやけに全体的に白いなと思っていたら、急にミステル登場でその名の通りの真っ黒になった。で、ミステルってドイツ語でヤドリギだそうな。となるとノワールの中に寄生していたってことか。そしてこのミステルがカナタが目指していた楽園だかシャングリラだがラピュタだか知らんがの鍵を握っているというわけか。何となく彼女の台詞の断片を聞いていると、昔は人類は穴蔵に籠もって地上に出てこられなかったような言いぶりだったから、あの謎生物が登場してから地上から駆逐されちまって地下で反撃の機会を覗っていたってところか。カナタが目指しているのは、その頃の人類の地下シェルターってあたりの可能性が高そうだな。で、ミステルは地上奪還のために送り込まれた人類の尖兵の一人で、何らかの形でその計画は途中で頓挫して(彼女のパートナーはそこで死んだのでは)、ミステルはそのままスリープしていたってところか。

 まあとりあえず「続きはゲームで」にならなかったのはヤレヤレかな。今までの経緯的には次期を一応見たいという気にはなるから。作品の出来自体が悪くないので。

 

 

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