ヒューマノイドを通して人を描こうとしているの分かるが・・・
人間は過去の記憶を改竄したら、実質的に異なる人間になることになるってのと、天才ってのは実は尖った扱いにくい性格と表裏一体なんではってお話が今回の内容。まあ人間の過去の記憶を改竄するとか、人間の性格を調整するとかってのは簡単ではないので、それを簡単に出来るヒューマノイドという存在を使って、人間とはという根本問題に問いかける作品・・・と言いたいところなんだが、そんなに深さがないんですよね。
毎回テーマらしきものは垣間見えるんだが、それがいつも投げっぱなしで特に何かメッセージがあるってほどのものでない。まあ突きつめると簡単に答えの出る話でないので、お仕着せの結論つける気がないという言い方もできるのかもしれないが、所詮はヒューマノイドという都合良すぎる存在を通して描いているんで、説得力に欠けるんだよな。
今まで5話まで見てきたが「ふーん、まあ分かるわ」という話ばっかりではあるんだが、グッとつかまれるような話が一つもない。また作者がこの設定を生かして伝えたいことも全く見えてこない。そのおかけで「浅いな」という印象だけが残って話自体が面白くない。もうずっとこの調子だから、本作はこれで落ちます。
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