白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

2023年春アニメ 水曜日編

デッドマウント・デスプレイ 第1話「The Reincarnation-転生-」

 異世界で勇者らしき男が、この世界を滅ぼしかねない強大なネクロマンサーと対峙、いよいよ魔法全開の最終決戦・・・というバリバリ異世界ファンタジーで開始する作品なんだが、それは単なる前ふりであって、どうやら本題は現実世界での物語になる模様。つまりは最近増加傾向にある「異世界チート能力を現世に持ち込み系」か。

     
最新刊は間もなく11巻が出るようで

 主人公はその最終決戦にてネクロマンサーによる魔術によって現実世界に飛ばされた勇者・・・と思わせていたが、実際は飛んだのはネクロマンサーの方のようです。彼が憑依したのは、ザックリと喉を割かれて絶命していたはずの少年・四之山ポルカ。いかにも今時のキャラらしい部分メッシュの入った銀髪キャラか。彼の目的というのがイマイチハッキリしないが、どうも台詞から察すると浮遊する魂を見ることの出来る能力のせいで異端として迫害されていたので、そういうのが関係なく平和に暮らせる世界を求めていたというように思える。

 

 

 だが本人の思惑とは無関係に、いきなり血生臭い展開に巻き込まれた模様。何しろ憑依したのが明らかに他殺された人物だから。で、突然現れた崎宮ミサキなる妙にハイテンションな美少女が、実は彼を殺した張本人だったというドンデン。また彼女はかなりのぶっ壊れ系で、殺人ハッピーなところがある危ない奴。かなり凄腕の模様で、魔法関係のエネルギーがほとんどないこの世界に転生してしまった主人公は一方的に追い詰められるが・・・という展開。

 しかし彼がやって来たのがヤクザが死体始末などに使うヤバいビルだったので、当然のようにそこら中に死霊がウロウロとしていて、それが彼の力を甦らせたと。で、形勢逆転なんだが、どうやら彼はミサキを殺すつもりはなかったのだが、思いの外普通に死んでしまったというところか。で、ここで得意技のネクロマンシーで彼女を復活させて手下にでもするんでしょうか? 

 要は最初はファンタジー的な形を取りましたが、中身は現代を舞台にした異能バトル型ストーリーになりそうな気配。どう展開するつもりかはまだ分からんが、もろに私の興味外の可能性が高いな。まだしばらくは様子見るが。

 

 

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