白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

転生王女と天才令嬢の魔法革命 第4話「姫様と迷子の決意表明」

アニス周辺の関係性が見え始めたが

 突然に人生の目標喪失状態になってしまい、真面目であるが故に迷走気味のユフィリアがアニスによって癒やされていく・・・というお約束展開は良いんだが、この二人の絡みがどうしても友情ってよりも百合の要素があるので、どうもそれが濃厚に漂い始めると私にとっては苦手な空気になるな。あんまりこれが正面に出過ぎだしたら私はダメかも。

     
原作はコミックのようで

 で、今回はその二人に絡めてイリアも過去にいろいろあったらしきことが匂わされていました。結局はアニスははぐれものばかりに手をさしのべて集めてるんでしょうか? まあそういう性分なんでしょう。イリアって陰の実力者ってタイプのキャラですね。扱いとしては一番美味しいキャラになり得る立場なんですが、この作品はどこまで彼女のキャラを活かしてくるだろうか。ちなみに私が本作でパロ書くとしたら、間違いなく彼女を主人公にする。

 

 

王国の危機に立ち上がったアルガルドだが・・・

 そしてここに来て突然に王国の危機。ここで復権もかけて立ち上がったのがあの馬鹿王子でしたか。まあ彼の事情は大体想像の範囲内でした。やはり器量を危ぶむ声があって、姉のアニスの方が後継者として相応しいのではという声が彼にも聞こえてきていたと。どうやら彼の姉に対する思いは好悪取り混ぜた複雑なものがあるようですが、尊敬と劣等感の入り交じった複雑なものがあるようです。アニスの方はそれを察して、お家騒動避ける意味もあってさっさと王位継承権を放り出した上に、殊更に奇天烈なキャラを強調(まあ演じているのではなく、本質的に奇天烈なんですが)したということか。王位を押し付けられることになった弟の方は、王たるに相応しい器量を見せないとというプッシャーが、あらぬ方向に噴き出したようです。ただ彼の行動がレイニに唆されているだけでなければ良いけれど。

 一方、ドラゴンのことを聞きつけたアニスは、王国の危機を救うために自ら飛び出していった模様。だけどこれでアニスがドラゴンを倒してしまったら、自分の器量を示すべく覚悟してドラゴン討伐を志願したアルガルドの面目をつぶしてしまうことになり、また二人の関係がこじれる元になるんだが・・・。アニスはどうもそういうところを考えていない節がある。多分、今までも無自覚に全く何の悪気もなく、アルガルドから見たら悪意むき出しに見えかねないことをしでかしたんではという気もする。

 

 

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