カランの過去が語られるが・・・お約束パターンだな
あまりハッキリと語られていなかったカランの過去ですが、今回ようやく具体的に出てきました。前回の話では全滅したパーティーの生き残りというようなことでしたが、今回の話によるとそうではなくて、男に利用されて捨てられた女・・・って雰囲気だな。信じいていた仲間に利用されて、囮にされた挙げ句に捨てられたわけか。竜人族のカランは頑丈だし、それでいて頭は単純だから騙しやすかったと。にしても、何やらお約束のド定番パターンだな。最近はざまぁ系からさらに派生して、ド外道なパーティーメンバーに犠牲にされて捨てられ、死んだかと思っていたところから無双に目覚めて復讐するってパターンも一つのタイプとしてあるが、その典型的なお約束パターンだった。
何かお約束のド定番の被害者を組み合わせたってのがこのパーティーか? 結局は散々な仕打ちから立ち上がってサバイブした連中だからサバイバーズで、それが最終的には世界を救って無情な世の中全体に対してざまぁするってか。だけど内容自体は、彼らの背景以外はあまりに普通すぎるほど普通のファンタジーなんで、結局は彼らが引きずっている重たい過去設定って、ドラマを阻害こそすれ盛り上げる方向にはつながっていないような・・・。まあなろう系はとにかくタイトルで気を惹かないと有象無象の類似品の中からまず手にも取ってもらえないから、やたらに突飛な設定に走るのは分かるが。
で、要はそういう辛酸をなめて人間不信に陥っていたカランだが、今のパーティーに所属して安らぎを感じ始めていると。と言うわけでここまででようやくパーティー成立のための自己紹介終了って感じのようです。本題が動き出すのはこれからか。
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