白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

ノケモノたちの夜 第3夜「リバーサイド・マーダー」

悲しき悪魔の物語

 結構あちこちに悪魔のいるこの世界ですが、今回登場したのは下っ端悪魔のモリー。で、彼と契約しているのがウィステリアと同様に不遇な境遇の育ちの少女・ハリエット。しかし彼女には重大な秘密があってということが今回の肝。

     
原作コミックは出ています

 にしてもマルバスは上級悪魔らしく戦闘能力はかなり高いんだが、人間形態に変身することはかなり消耗するようで、それだけで疲れ切っている模様。契約による縛りとか、この世界の悪魔はやたらに制約が多いようです。まあそういう約束事を入れとかないと、あまりに無双すぎたら話が成立しないのは良く分かるが。ただ悪魔は不死ではないっぽいんだが、寿命はどのぐらいなんだろうか? マルバスなんかも数百年単位では既に生きてきたようだが。

 今回は何やら美しも悲しいヒューマンドラマになっていて、マルバスもそれについてはいろいろと感じることがあった模様。恐らくモリーと同様に実は自分も今はウィステリアこそが生きる糧になっているということが身に染みたんだろう。ここで出てくる悪魔って、とにかく寿命が長いことで逆にその生そのものが空疎になっているってことなんだろうな。そういう点では悪魔って自死は選べないのか? 限りある命だからこそ人は努力もして希望も持つという類いのテーマは、大昔の「銀河鉄道999」の頃からあったが。

 

 

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