もののがたり 第2話「汀線」
またいきなり聞いたことのないサブタイトルが登場です。で、ググったところ、海面と陸地が接する線とのことで、渚の線を意味するとか。兵馬と付喪神という異質なものが接している線を象徴しているんだろうか?
とりあえず今回はお約束のように付喪神は危険という考えにガチガチに染まっていた兵馬が、かなり異質である長月家の付喪神連中と接することでかなり影響を受けていくと言う内容。ところで兵馬の性格について、先週見ている限りでは単なる脳筋バカという印象だったが、今回では「真面目すぎて融通の利かない奴」という側面をかなり正面に出していた。つまりはその真面目さ故に付喪神に対しても融通の利かない対応になっていたが、長月家の面々と接することによってもっと違う世界を見ることで何となく折り合いをつけるようになってきているという。
にしても一番最初に兵馬と和解したのが、一番最初に突っかかってきた熱血系の薙ってのもある種のお約束だな。かなり真っ直ぐなところがある奴だから、同じくかなり真っ直ぐな兵馬と最初は衝突したが、根底で相通じたってところだろう。結局は川原でどつき合って「お前なかなかやるな」というクサいパターンに近い展開になっている。荒っぽいけど単純で根は良い奴というキャラがかなり立っている。で、次がまさに融通の権化のような硯と鏡か。2人とも殊更兵馬に対して敵意は持っていなくて探りを入れてきているという感じだったが、やはり「基本的に悪いヤツではない」という認識を互いに持った模様。
なんかコテコテの王道展開で、見た目に反して意外に古いタイプの作品だなと言う印象。まあ悪くはないけど。
TRIGUN STAMPEDE 第1,2話
なんともはや懐かしいという印象の作品です。確かアニメ化されて話題になったのはかなり昔だったような・・・と調べたら25年ぶりの登場だとか。私はその頃に前シリーズを恐らく一応は目を通したはずなんだが、記憶には主人公のヴァッシュのすっとぼけたところのあるキャラがわずかに印象に残っているだけで、ストーリーその他については全く記憶に残っていない。と言うわけで今回初見に近いです。
主人公ヴァッシュはかなりの過去からの経緯があるようですが、あの突然のSF的世界から見たら、移民船団か何かの管理用の存在だったっぽい。他の連中が冷凍冬眠か何かで輸送されていたようであることを考えると、彼は管理のために長命に製造された一種の人造生命体って辺りが妥当な話か。双子の兄弟がいたっぽいが、そいつが裏切り者で移民船団の破壊を行ったと。では今地上にいる連中はその生き残りの末裔か? ところで最後にメカ巨大バクテリオファージが現れたがあれは何なんだ(それにしてもバクテリオファージって、そのインパクトのある姿から、良く何だかんだとモンスターにされる)?
アクションは小気味良いし、ヴァッシュのキャラも立っている。また特に原作の古さも感じさせないというところでマズマズか。むしろ最近の安直ななろう系作品よりは期待できるか。
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