もののがたり 第1話「兵馬」
いわゆる魔物ハンターもので、対象にしているのは付喪神というお話。凶暴な付喪神に兄と姉を殺されたトラウマから、片っ端から付喪神を強引に封じてしまうようになった兵馬。しかし祖父は付喪神を無理矢理に封印するのではなく、説得したり話を聞いたりという必要があると、強引に付喪神と共生している長月ぼたんの元に彼を送り込むという話。まあこれから、兵馬が回りと衝突や軋轢を繰り返しながら、付喪神連中と心を通い合わせるようになり、かつての一方的に付喪神を危険視して憎悪していた姿勢が変化していく・・・って展開になるのは今から見えているな。
まあこの主人公は、かつての壮絶な経験からコテコテに固まってしまった差別主義者みたいなもの。例えばかつて外国人の犯罪にあったとか、また身近に外国人の犯罪を聞いたとかで、○○人はみんな凶悪な犯罪者で排除すべきだという思想に固まってしまった奴に通じるところ。それが実際は祖父が言っていたように、付喪神もわけの分からないままこちらの世界に迷い込んだとかいうのが多いから、頭ごなしに封印すれば良いんじゃないってことで、つまりは一括りにして危険視するなって当たり前のお話のようで。
恐らくしばしは主人公が暴走して「こいつってバカじゃないの?」って視聴者を散々イライラさせる展開があった後、何らかの事件で「一応、ここはお前達に感謝しておく」とかいうような経験があって、徐々に態度が変わって人間的に成長していくって過程を辿り、最後は突然に現れた最悪の敵に対して、総掛かりでそれを鎮めて事件解決で目出度し目出度しって展開かな。
正直なところ全く好みからズレるタイプの作品だが、一応はしばしは付き合うか。主人公の描き方によっては人間ドラマとして面白くなる可能性はあるから。
あやかしトライアングル 第1話「祭里とすずと妖」
ヒロインのすずと幼なじみの祭里が中心の物語で、すずは生命力の強さから妖を引き寄せてしまう体質で、祭里は妖退治を専門とした忍者の末裔で、すずを影で守ってきていたが・・・という話か。
それが妖のニャンコ先生(シロガネだったっけ)が現れて、祭里に封印される時の最後っ屁で祭里を性転換させてしまったものだからドタバタ騒ぎがってことか。何か受けそうな要素を無理矢理てんこ盛りにした印象の作品だな。正直なところ第1話見ただけでかなり「あざとい」という印象を受けた。
と思ったら、ジャンプ作品で原作は「To LOVEる -とらぶる-」の矢吹健太朗か・・・。ああ、何か見えたな。間違いなく私の好みとは全く合致しないわ。恐らく一般受けはしやすい作品だとは思うが、私にはこの手はダメだわ。と言うわけでこれは今回でオチます。
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