白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

2023年冬アニメ 日曜日編2

解雇された暗黒兵士(30代)のスローなセカンドライフ 第1,2話

 典型的ないわゆる「ざまぁ系」の一環であるリストラ系ですね。魔族なのに魔法が使えない最下層の眷属だからと馬鹿にされた挙げ句に、一方的にリストラされた主人公ですが、どうやら実は魔族ではなくて人間だったのではということが匂わされています。となると、彼を四天王補佐に起用したという先代には考えがあったんでしょう。しかし二代目バカ社長はそれが分かってなくて、無駄なエリート主義に取り憑かれた結果として会社(この場合は魔王軍か)を傾けるというお約束展開の模様。

     
原作コミック発売中

 一方リストラ食らったダリエルは辺境の村で冒険者として順調に生活を始めたというところ。村長の娘というマリーカに明らかに気に入られてグイグイ来られているというこういう作品にお約束過ぎるパターン。なお主人公にわざわざ30代と記してあるのはオッサンを強調したんだろうけど、こういう作品のメイン読者層の10代からしたら30代ってオッサンのイメージがあるかもしれないけど、実社会ではオッサンどころかまだまだ若手なんですよね。正直なところ私の目から見てもダリエルって最低でも40代だな。まあアニメの世界はランバラル35才みたいなあり得ない30代がいるから・・・。

 2話で早くも、ダリエルが抜けたことでガタガタになってきた魔王軍の状況が登場。何ともまたお約束ガチガチのざまぁ系のパターンを踏み出した。何かもう完全にお約束過ぎるのとあまりにご都合主義過ぎるのとで次回辺りで落ちるかも。

 

 

魔王学院の不適合者II 第2話「魔王の知恵比べ」

 相変わらずの豪快なまでのご都合主義をふりかざしての絶対無双の主人公だな。まあこの圧倒的な力で敵を蹂躙するってのがこの作品の一番の特徴であるから、それはそれで良いんだが。

     
原作本は続いているようです

 で、今回は魔王の知恵比べとなっているが、実は知恵比べはせずに結局は力で一方的に押しているという。流石の無双な主人公様です。その無双は主人公のみならず配下にまで及んでおり、結局は全員が一応はある程度の苦戦はしましたが、敵を一掃してます。この作品の場合の主眼は、戦闘の緊迫感と言うよりも圧倒的な力による蹂躙のカタルシスってところがあります(危ないな)。

 これから本格的に精霊領に踏み込むと共に、かつての配下のシンのことも出てきました。普通に考えるとレノとシンの末裔がミサってことが考えられます。で、ミサが神の側が仕掛けてきた神の子だとしたら話がスムーズなんですが・・・。どうも神の子はミーシャかもというような話まで出て来て、まだかなり混乱してますね。第1期の最後までレイの正体を隠していた仕掛けを思えば、一番最後にどんでん返しする可能性ありそう。

 

 

最強陰陽師の異世界転生記 第2話「学園都市ロドネア」

 どうやら望み通りに学園に入学することを認められたセイカ。おかげで妙にマウントばかり取りたがるバカ兄貴のグライは軍に行かされるようになったようですが。

     
コミックが出ているようです

 で、陰陽道で無双のセイカだが、入学以前に牛車と馬車の速度の違いにやられたようです。そう言えばセイカの時代には牛車はあっても馬車はないな。陰陽道で空飛んだりする奴でも馬車酔いはするのか。

 いきなり魔力検定やられて、セイカは「魔力なし」という判定に。これは赤ん坊の時に父親にやられた魔力判定と同じですね。これの結果、バカ兄貴のグライがやたらにマウント取るようになったんですが、セイカの魔力はこの世界の魔術と根本的に流儀が違うということのようで。それでいて問題なく使用できているから「異種格闘技」なんですよね。全くルールが異なるだけに、相手がセイカの魔術について理解できない、阻止できないなんていうメリットはありそう。

 まあいかにもコテコテの展開してます。ここでまた新ヒロイン(典型的なツンデレタイプの模様)も登場したし。セイカのウハウハハーレムものという転生アニメに不可欠の要素も強化して行っている模様。もっとも本当にテンプレ通りなので、今シーズンのようにやたらに作品数が多いご時世下、どこまで付き合うかは未定。

 

 

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