白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

2023年冬アニメ 木曜日編2

転生王女と天才令嬢の魔法革命 第2話「趣味と実益の助手獲得」

 王女様突っ走ってます。ここで破談にされてしまったユフィリアはこれだとまともな縁談も難しいので、匿う形で自分の助手にするという強引な宣言。筋の通っているような筋の通っていないような話です。それにしてもここで百合宣言まで出ちまったのが何とも。ユフィリアは思い切りドン引きしていたようですが。

     
原作はコミックのようで

 にしても王様も突っ走ってるな。ある意味で一番似たもの親子だわ。この王様、日頃は王としての権威を保つためとかでかなり無理しているのが何となく覗える。実際はその中身は結構下町のオッサンキャラのようだ。宰相と友人のようなことを言っていたが、もしかしてかつて冒険者パーティーでも組んでいたとかいうパターンかな。ここの王国の成立の経緯についての説明はないが、王様が冒険者上がりとかだったらああいうキャラも分かりやすいんだが。王様が元戦士で、宰相は参謀兼魔法使いとか言うパターン。さらにこのパターンだったら、王妃は大抵はプリースト上がり。それで城下に元パーティーメンバーの盗賊がいるか、それともドワーフ戦士辺りが武器屋でも営んでいるかってところ。

 

 

 どうやらヒロインは転生設定のようなんですが、その設定についてここまで完全に匂わせているだけでハッキリとは出て来ませんね。魔道具開発の元ネタが、転生前の記憶にある電化製品などを元にしているんだろうということは分かるが、正直なところこの転生設定ってここまでを見ている感じでは全く不要。別に転生設定なくても、奇天烈な王女が突飛なアイディアを次々と思いついているだけでも物語上は何の問題もない。

 で、この奇天烈王女に比べると王族としてはまともに見えている弟なんだが、結局はその中身は単なる馬鹿王子の模様。恐らく無駄なプライドの高さのせいで能力の高いユフィリアには劣等感を抱いて上手く行かず、もっと言いなりになる女を好んだというところだろう。もっともその相手も、何だかんだと上手く王子に取り入った腹黒女のようですが。まあこの弟王子も「アホ」確定ですな。何だかんだ言いながら宰相も、本音ではあんなアホに王位継がせるなら、奇天烈でもあの王女の方が良いという考えがあるのでは。王様自身は「いくらなんでもあれに王は無理」と思っているようだが。

 まあ結構ぶっ飛ばしている感じで、思っていたよりは面白くなる可能性も出て来た。ただ話の最終的な目標が見えていないのが不安ではある。

 

 

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