実技試験の続きです
今回の前半は試験に関するエピソード。巨大水晶の中央に見える炎に魔法を注ぐとのことだが、水晶そのものが巨大な魔法バッファーだから、そのまま外から単純に魔法を注いだのだったら、中の炎は揺らぎもしないということらしい。
ただそれでも真っ正面から魔法をコントロールするリリアはやっぱり地味にかなり能力が高い。ただ他の学校の面々がことごとく玉砕する中で、ギリギリ合格点にこぎ着けるマルクスってのも奇跡の落ちこぼれだな。こういうキャラって、実はかなりの力があるのに落ちこぼれを装って主人公の近くに潜伏していた真の大ボスってことがよくあるんだが、まあこの作品の場合はそこまでのひねりはなさそう。また今時の作品だったら「落ちこぼれだと思われていたが、実は太古の大魔導師が転生した姿だった」なんて作品もありそうではあるが。
やや嫌味な感じで実技試験を打破したアルトに接近する厨二
で、アルトはその洞察眼で水晶の構造を完全に把握してから、あえて一番魔法が通りにくいところを選んでそこから魔法を注ぐという超嫌味なことをしている。こういうことって転生した魔王様なんかがやりそうなことだが・・・。アルトのキャラもヴェルメイさんの影響で段々と変化してきているってのを現しているのか。ちなみに水晶が最後はぶっ壊れるってのはお約束中のお約束。そもそもあえて一番難しいポイントから大量の魔力を注いだところで、それは端っから壊しにかかってるだろってところなんだが。
このまま今回は試験の話だけで押し通すのかと思ったら、あの殺人狂厨二君が登場して何やら目論んでいるようです。アルトたちに絡んでいた学生は、彼が受験票を手に入れるためだけにあっさりと殺害されてしまいました。何か殺されるためだけに出てきた嫌味キャラだったようです。雑魚キャラが主人公様に刃向かうと大体こういう最期になると。
あの厨二、何を目論んでいるのかは不明ですが、何となくアルトに接近を図ってきているようです。もうアルトとヴェルメイさんのことはつかんでいるようなので、この試験にかこつけて一発何か仕掛けてくるんでしょうね。ありきたりのパターンとしては、ヴェルメイさんの奪取を狙っているとか、もしくはアルトの無尽蔵に見える魔法力を狙っているか。
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