白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

異世界薬局 第1話「天性薬学者と異世界」第2話「師匠と弟子」第3話「筆頭宮廷薬師と転生薬学者」

特殊技能所有者が中世世界で転生無双するパターン

 いわゆる転生無双ものですが、転生したのが薬学者(それも実はかなり優秀)という設定で、何の取り柄のない奴が突然転生特典でチート化したというオタクの妄想パターンでなく、そもそも主人公がかなり高い能力を有していて、それが遅れた社会の中でチート化するという設定。物質の化学式を知っているというのがかなりチート能力の元になっているようであるが、いくら薬学者と言ってもああもあらゆる病気に対する治療薬の成分の化学式が簡単に浮かぶのは相当な能力。

   

 で、彼は妹(だと思う)を病気で失ったというトラウマがあり、そのために「病気で亡くなる人をなくしたい」という思いで日々研究に打ち込んだ結果、とうとう過労死してしまったというパターンのようで。社畜が過労死してというパターンも最近の流行だが、この作品の場合は研究者が仕事に打ち込みすぎたと。

 

 

もうかなり見慣れたパターンの作品の一つとしか・・・

 まあ正直なところ、さまざまな作品の影がちらつくいわゆるお約束ものです。ただ薬剤師と仕事から考えると、世界を魔王から救うための大冒険ってパターンにならないのは想像が付きます。もっとも彼は魔法も使えるという欲張り設定ですので、そうなったとしても結構な魔法戦闘力はあるということになりそうですが(さすがに剣は全くダメでしょうけど)。もっともそういう方向に話を進める意味はないし、そうしてしまったら本作品の最大の特徴が死んじまうのでそれはないでしょうが。

 いろいろな作品の影がちらつくが、やっぱり一番最初に浮かぶのは「聖女の魔力は万能です」か。彼女はことさらに薬剤師という設定ではなかったが、実質的には内容は薬剤師だった。もっともあの作品の主眼はそんなことよりも、ヒロインを取り巻く美形キャラという逆ハーレムものがメインだったようで、退屈極まりない話だったから私は途中で落ちた(一応最後まで作品のチェックはしたが)んだが、この作品も同じような退屈至極な展開になる可能性は非常に高い気がしている。所詮は異世界で薬局したりどうこうって話は、退屈なものになるのはお約束なので。そう言えばもろに異世界で薬局を開く話も既にあったな(これも私は途中で落ちたが)。

 こういう最初から主人公が一種の特殊能力持っているというバターンは、ただのヒキニートが突然無双化するよりは無理なくストーリーが作れるんですが、もうこのパターン自体もお約束になって来てるんで、目新しいものは何もないですね。作品におけるキャラの描き方などは悪くはないんですが、魅力的なストーリーをつくれるかどうか。正直なところ私が完走する可能性は3割以下ですね。