唐突に「ウテナ」のパロですか
何かいろいろとぶち込んでいる話だな。ショタ向けの雰囲気のある主人公を取り巻くのは、使い魔として召喚されたやけに色っぽい姉ちゃん悪魔に、幼なじみでデレた後のツンデレキャラ少女、そして舞台は学園と。いろいろと見たことのあるような中から受けそうな設定をぶち込んだという印象が強い。
で、第3話の決闘場面見てたらどこかで見たことがあるなと思っていたら、もろに「少女革命ウテナ」だった。「絶対運命黙示録」がかかっても不思議でない雰囲気だったし。主人公が「世界を革命する力を」と言っても違和感なさそうなぐらい。
と思っていたら、次話ではもろにウテナを意識した演出加えてて「ああ、やっぱりワザとか」と頷いた次第。もろに影絵少女出してたし、生徒会の描写なんてあの作品のまんま。リスペクトなのかオマージュなのかは知らんが。まあ私のような古手アニオタはすぐにピンとくるが、今時の若手マニアは知らんだろうな。分かる人だけ分かってくださいって感じのネタだった。まあ作り手がもろにあの作品なんかにインスパイアされた世代なのかもしれない。
何かウケ線ごった盛の感があるが
もっとも基本はウテナのような不可解な作品でなく、もっと分かりやすくドタバタもあれば軽めのお色気シーンもあり、さらには学園内で事件も起こりますというごった煮の模様。本当に「ウケ線」をいろいろと放り込んだという印象がまんまだな。
学園ドタバタだけで進めるのかと思ったら、第4話で何やら陰謀の線が。突然に登場したオブシディアン先生。いかにも温厚そうな人物に見えますが、その実は何か裏があるのではと思わせていたら、やっぱり裏がありそうな模様。この辺りが中盤の一つの山でしょうか。何かの実験をしていたという様子があります。何らかの陰謀(普通に考えたら人為的に魔力を強化するとか)を秘めていて、そのための実験台に生徒を選んだというところのようです。そうなったら主人公も当然目をつけられる(何しろ魔力量は甚大なようですから)でしょうから、それで陰謀に巻き込まれるというパターンか。
とりあえずいつまでも、色っぽい姉ちゃん悪魔に迫られる主人公に、ヤキモキしているツンデレ幼なじみって展開だとワンパターンになるから、ここらで変化をつけてきたんだろう事は分かる。大体この騒動への決着の付け方でこの作品の今後は見えるかな。目下のところだと私の完走率は4割程度か。
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