白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

処刑少女の生きる道(バージンロード) 第10話「迷い人の娘」

何かアカリを放ったらかしての異能力バトルものになってきた気が

 うーん、何か急激に話がつまらなくなってきたな。エグいだけのサイキックウォーズみたいになって来て、話が浅いというか何と言うか。単に純粋概念なる災厄と命がけで戦うヒロインというジャンプ漫画的なくだらないパターンに堕して来た。

     
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 黒アカリが登場したんですが、結局は彼女って未来を知っているというアドバンテージがあるだけで、特別な能力は時間巻き戻しだけなのに、どうやら今回の相手は能力的にアカリを超えているのでアカリの能力も通用しないというオチが付いている模様。でないと、超越者のアカリが時間巻き戻して全部なかったことにして終わりってことになっちゃいますから。

 そもそも黒幕のはずのマノン・リベールがあっさりと死んでしまったところでオイオイなんですよね。で、真の黒幕は純粋概念そのものってことですか。自らの死を贄にして自らを再召還するという掟破りの無限再生。こんな相手は基本的に滅ぼすことは不可能なわけですから、手出しが出来ない形で拘束して封印してしまうしか手はないってことになりますかね。でなかったら、さらに相手を超越する力でその理自体を根底から消去するってことになり、こうなると能力のハイパーインフレーションを重ねるドラゴンボール状態になってしまうし。

 

 

話がグチャグチャになってきてオチが分からん

 1つだけよく分からないのは、この少女自体も迷い人でこんな再生能力を持ってしまったのか、それとも単に再生能力の純粋概念が少女の形を取って突然に現れただけなのか。まあこの作品が言うところの純粋概念ってのがそもそも曖昧なんですが。ザクッと解釈したら魔力の大本の力ってイメージしか私には湧かんが。

 それにしてもこうなると、展開としては苦戦するメノウの元にアーシュナ王女様が駆けつけて、不本意ながらも共闘する形で暴走少女を何らかの形で封印して一件落着ってところでアニメ終了か? どこかでアカリが何らかの形で関与しないとあまりにマヌケすぎるんだが、この展開だとアカリが関与する余地が見いだせなくて、ひたすらメノウとアーシュナがドラゴンボールするだけになっちまうんだが・・・。

 それとも強引にアカリがスーパーサイヤ人にでも覚醒して、アカリの新能力で暴走少女を抑え込むって展開か? しかしこれはこれでマヌケだし、こうしたらしたで今後の展開が・・・。まあアニメは滅茶苦茶のまま終わりで逃げ打つ手はあるが、そもそも原作はどうなってるんだろう?

 それにしても最初はもう少し深みのある面白い話になるかと思っていたんだが、何となく視聴者の裏をかくということにだけ専念して、ストーリーが二の次になっているような気がしてきて・・・。ここのところ視聴するのにかなり苦痛を感じ始めた。ハッキリ言って面白くないんです。

 

 

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