白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

魔法使い黎明期 第8話「それぞれの代償」

セービルがようやく前へ進む気になったようではありますが・・・

 どうやらようやくセービルが「僕は強くなりたい」と魔法習得の意欲を見せることに。前回からの仕込みがやっとつながりました。それにしても主人公が魔法使いとしての修行を始める意志を示すのが第8話って・・・「魔法使い黎明期」ったって、いつまで黎明なんだ?

     
原作ライトノベル発売中

 で、周囲になぜか共通して「無能」認識されているホルデム君ですが、暴虐を仕向けて村の防御力を調査するという任務で、自身は暴虐が暴走しないための歯止めだったのに、まんまと眠らされてしまっていて役に立たずと。確かに「無能」であることを自ら証明してしまった。まあどちらかといえば「無能」というよりは「うっかり者」で脇が甘い。所詮はアルバスのパシリですな。

 ホルデムが役を果たさなかったせいでセービル君は痛い目を見ることになりました。今回の件でさらに過去の記憶が戻ってきたようですから、彼は自身の過剰の魔力を送り込むことで相手を崩壊させられることは分かったようですが、それでもいかに暴虐相手でもいきなり問答無用で殺害するのは躊躇われたようです。まあ確かに甘ちゃんですな。それにしても目の前で母親の首チョッパされて、その犯人は自分の力で目の前で人体崩壊って、それだけの凄惨な過去を持っていたら少々性格も歪むわな。

 

 

暴虐が仲間にって・・・そんな簡単なことで良いの?

 暴走した暴虐は結局はこれも暴走気味の神父があっさりと制圧しましたが、どうもこの神父も元々は敵方だったのか? なんか良く分からんが、暴虐もこっち側に付くことになったようで。そもそもあいつは報酬で動く雇われ殺し屋みたいですから、多分信念の類いはないんでしょうね。もっともどうも元々殺人好きとしか思えない節がかなりあるんで、ホルトでなくてもそんなにあっさりと味方って認識で良いのか? 確かに戦闘力は高いが呂布みたいなものでとにかく信用できない。相手方が買収かけてきたら簡単に寝返りそうだが。それとも孫悟空の緊箍児みたいなものでもはめられていて、刃向かったら首チョッパとかなら分かるが。

 そもそもホルデムが暴虐を連行していたわけだが、暴虐が本気で途中で逃走しようとしたとしたら、ホルデム君はそれを一人で阻止できるだけの力を持っているんだろうか? だとしたら彼はああ見えてかなりの実力者ってことになるんだが・・・。そこのところが良く分からん。

 で、暴虐君だが、ああいうタイプって敵にいる時にはとにかくやたらに強いんだが、味方になった途端に次に出て来た強敵にあっさりと瞬殺されるって展開になりがちなんだが・・・。

 にしても魔法学校のテストって「どっきりカメラ」しかないのか? 何か最初からそれの繰り返しのような気が。それでなくても舞台が非常に限られているからストーリーが全く進展しない印象で、とにかく退屈で仕方ない。恐らく全12話で全部が序章って雰囲気で終わってしまいそう。それとも全26話? だとしてもやはり進行が遅すぎ。しかもそれにも関わらず相変わらず主人公はわけの分からんつかみ所のないキャラのままってのは致命的。本領は第二期でってとこなのかもしれないが、第一期でこれだけダラダラやっていたら、第二期見たいっていう声が上がるかどうか。正直なところ私もかなり退屈してきて、既に落ちる寸前のところを惰性で見ているだけですから。何か今期はそういう作品が多い(実は後二作ほど、落ちる寸前で惰性で続いているだけの作品がある)。まあ私が書いているコメント見たらどの作品かは推測つくでしょうが。

 

 

次話はこちら

anime.ksagi.work

前話はこちら

anime.ksagi.work