掟破りの大技で敵を葬るルーグ
うわー、最後の最後に豪快な大技を持ってきたな。そもそもルーグは暗殺者なので、騎士の決闘の流儀なんて守る必要はなく、要は相手をどんな手段でも殺せば勝ちという超現実主義だから。相手は特殊武器で無双だったようだが、それはあくまで中世ファンタジー世界での話、そこに未来兵器をぶちかましてしまうという約束破り。
衛星軌道から落下させたタングステンの塊なんて、確かにそれだけでとんでもない破壊力を持つ兵器である。しかもそこにさらに剣と魔法の世界のファンタジーを持ち込んで、大気の抵抗を無くしてしまっているのだから、落下速度は実際は青天井(現実の場合は空気の抵抗のせいで一定速度で頭打ちになる上に、タングステンの塊といえどもかなりの部分が燃えてしまう)、破壊力は想像を絶する。ファンタジー世界でもメテオストライクという大技が登場する作品があるが、それを凌駕している大技である。
正直なところ、大魔法使いが召喚した暗黒竜を、いきなり戦車砲の一撃で抹殺してしまうというような出鱈目さではある。まあこの作品はそもそもそこののところは最初から出鱈目なんだからそれで良いんだが。
とりあえず一件落着だが、これで本作は終了なんだろうな
こうしてルーグは本命のディアをまんまと獲得したわけだが、よくよく考えてみるに、ルーグはあの年齢といっても中身はベテラン暗殺者だったわけだから、元の爺さんは実はロリコンだったってことか? そうでないとディアに本気で惚れはしないわな。私が記憶をそのままに子供に転生したとしても、やっぱり惚れる相手は自分と同年代にはならないと思うから。私の記憶がある以上、やっぱり惚れるのは基本的に20歳以上の大人の女性(最低限でも高校生以上ではないと恋愛対象にはならんわな)になると思うから。
とりあえずこれで暗殺団結成で、最後には一応勇者も登場させて、とりあえずこの続きもあるかもってことにしているが、正式には第二期のアナウンスは出てないし、まあ今までのほとんど作品同様、結局はこれっきりになるんだろうな。後は小説を買ってくださいって話で。結局はこいつも本の販促ビデオか。まあ最初から分かってはいたが。
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