白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

逆転世界ノ電池少女 第3話「見たか!(まさかの)大逆転!」

細道が自分の本心をさらけ出す

 りんは意識を失ってしまい、細道はそれを呼び戻すためにりんの精神にダイブするが、そこで行われていたのはザバーンショーだったと。これがエヴァなら夕方の電車に黙って座ってるところだろうけど(笑)。

     
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 まあ、いかにもザバーン命のりんらしい世界ですが、彼女の中の正義のヒーローなるものに対する思いが端的に現れていました。そしてその世界を見ている内に、細道がかつての自分の中にあった同じ気持ちに覚醒していくという展開。こうやって見ていると「いい話や」って感じなんですが、考えようによってはオタクを隠していた奴が、コアなオタクに影響されてオタク回帰していくというだけの話でもある(笑)。

 細道も過去にいろいろあったようですから、そういう内に自然に自分の心を偽るようになってきたんだろうということが今回でも描かれている。過去にいろいろあった時、自分を守るために冷笑的になるってのは非常に良くあるパターン。細道も借金返済のために自分を偽ってホストやってたようですから、そういう過去の自分の純粋さを認めるってのは一つの脱皮が必要だったというお話ですね。

 

 

最終的には細道のウハウハハーレムなんでしょうか?

 それにしてもわけの分からんメカだ、りんの熱血とか心のドキドキとかがエネルギーになっているメカのようである。敵さんのメカの方は「愛国心」をエネルギーにしているというようなことを言っていたから、いかにも軍国日本らしいメカだな。確かあっちは軍国主義のまま永久昭和で来てしまった世界だったはずだな。つまりは昭和を戦争の時代、一昔前の暑苦しい団塊親父の時代という捉え方をしてるんだろうな。まあ今時の若者からならそう見えるのも致し方ないかもしれんが、正直なところ昭和生まれとしては結構引っかかるところはあったりする。特に「戦前と戦後を同じ昭和でくくるな」ってのは声を大にして言いたいところ。いろいろな点で戦前と戦後は全く別世界になってるから。竃とか見せられて「昭和ってこんなのでご飯炊いてたんですよね」って言われても「いや、私の頃にはガス釜だし、既に電気炊飯器も出てたから」って感じなんだよな。

 で、見事に大逆転を果たしたが、りんの方はしばしエネルギーが尽きてしまったようです。そしてどうやら次の電池少女が登場するような雰囲気。もしかしてこの作品も最近のアニメ作品のお約束で、細道中心に電池少女のウハウハハーレムになるのか? なんかOP見ている限りでは3人ぐらいは出てきそうだし。と言うことは、ホストが3人の少女を手玉に取るという話でもあるのか、この作品は(笑)。

 

 

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