白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

SCARLET NEXUS 第5話「カレンの反乱」

雑すぎるクーデターにはまだ裏がありそうだ

 やっぱりクーデターという話になったか。カレンがクーデターの声明出していたが、前から説明不足すぎる奴だったが、このクーデター声明、この手の声明としては完全に落第点だな。あまりに説明不足すぎ。今の政府による超管理社会を批判していたが、それだったら「いや、管理されてもその分の安全が保障されるならその方が良い」って声が絶対に出てくる。ここは現政府がその影でどれだけ非人道的なことを行っていたかを喧伝しないと。だから具体的に一番最初に出すべきことは「人格調整」などの実態。さらにはカレンはもっと大きな陰謀を察知している模様だから、それを最初にぶつけるべき。

     
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 なんていうこんなグダグダのクーデターの実態に、そもそも政治的動きとは一番遠そうなカレンのキャラを考えると、どうもこのクーデター自体が目的でなく、そのクーデターによって引き起こされる事態自身が一番の目的ってとこなんだろうな。なんでわざわざ敵による都市中心の攻撃までをも誘発する必要があったのか。その辺りを考えてみると、そもそも敵の攻撃で人類自体が壊滅する可能性がないって線が強い。ありそうな話は、実はこの敵なる存在は実は権力中枢がその地位を守るための外敵として自ら作り出しているという線。権力者が自身の独裁を正当化する時には、外敵をでっち上げるというのが古今東西の常套手段なので。ナオミが怪異になったということから、怪異自体が人間から意図的に作り出されたものって可能性がかなりある。

 

ユイトとカサネの二重ストーリー展開をするのか?

 で、今回はユイト班の話になり、ユイトは親父を助けるために追いかけていたが、そこで見つけたのは殺害されたらしき親父の姿と、ナイフをもって立つカサネの姿。「まさか君が・・・なぜ?」ってところで次回につなぐという典型的な惹き。

 次回はカサネ班の話になる模様。やはりユイトとカサネというゲームのプレイヤーキャラを中心にすえた二重ストーリーになるのだろうか? 次回(場合によってさらにもう一回続くかも)でカサネ側の動きが説明されて、カサネがあそこにいた理由につながるって展開だろう。目下のところ、ユイトの親父を刺したのがカサネかどうかというのは半々ってところか。カサネが刺したのならそうなる経緯は次回以降に説明されるはず。そうなればカサネとユイトが敵対関係になるという展開もあり得る。ただああいうシチュエーションではカサネが殺害犯人ではないってパターンがアニメやドラマでは大抵なんですが。

 

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