アークがついに出撃
前話からお約束パターンを踏んでますが、今回もその流れです。まずは主人公の過去の因縁を説明し、そこから皆がアークで出撃し、以前に失敗した合体もぶっつけ本番でしかも練習よりも悪条件の中では一発で成功。その理由については「ゲッターの力」ってことで誤魔化し(笑)。ゲッター線を浴びていたら、受験勉強なしのぶっつけ本番入試でも合格出来そうだな(笑)。まあこの辺りのご都合主義をあげつらっていたら、この手の作品は成立出来ませんので、言うだけ野暮ってのは分かっているが。
マッド博士が敵軍を無数のミサイルで撃退するシーン、何やらミサイルが炸裂弾になって敵を一網打尽って感じでしたが、やっぱりあそこまでやるのなら無数のミサイルで板野サーカスやって欲しいところだったが、さすがにそこまで作画に手間をかけてられなかったのと、それを出来るスタッフがいなかったんだろうな。多分。まああの方が作画的には圧倒的に楽なのは素人にも分かる。まだ爆発シーンの止め絵数枚で誤魔化す(ミサイル食らってぶっ飛ぶ敵メカの劇画調の止め絵に効果音を重ねて揺らすパターン)ってのにしなかっただけマシか。
作品自体は悪いわけではないが・・・
で、わざわざ今回の前半に主人公の過去を重ねてきたんだから、何かの絡みがないといけないわけですが、それがラストで「どうやら敵は主人公の母親の敵らしい」という展開につながるわけですな。コテコテのお約束は確実に踏んでいるようです。そういう辺りの作り方は妙に手堅い。
次の展開としては、今回は初登場主人公補正でほとんど無敵レベルで強い主人公達ですが、より強大な敵の登場によって苦戦、それが何らかの理由で一旦戦い中断になるってパターンでしょうか。
作品としてのテンポは良いので、後はこのガチャガチャした雰囲気が好みに合うかどうかの問題になるんだよな。無理やりにパワーで押しきる展開は作品としては悪くはないと思う。ただやはり思っていた通り、話が進めば進むほど私には「合わないな」という空気が強くなってきた。ジジイにはこの作品のテンポはしんどいか。緩急をつけることでメリハリを入れて欲しいんだが、この作品の場合は最初から最後まで急ばかりって感じなので。直情的を通り越してただの馬鹿な主人公もツラい。と言うわけで私はここで落ちます。
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