白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

2021夏アニメ 火曜日編2

 今年の夏アニメの火曜版の二周目です。今期も例によってBS11を中心にその他を加えてチェックしていく予定です。とりあえず月曜日の晩に放送された作品を。といっても実質的に1作品しかないですが。

 

探偵はもう、死んでいる。 第2話

 シエスタを失って、半ば腑抜けたように普通の高校生?になっていた君彦だが、突然その前に現れた夏凪渚なる美少女(「きみづかきみひこ」とか「なつなぎなぎさ」とかわざと繰り返し名にするのはこの作者のクセか?)が現れ、「私が探している人を探して欲しい」というわけの分からん依頼を持ってくる。というのが今回の話だが、オチは渚の心臓はシエスタのものだったってもので、どこかで聞いたことがあると思ったら「エンジェルハート」か。

     
プライムビデオ配信中

 で、君彦は別荘(監獄の隠語)までやって来ますが、誰に会うんだと思っていたら第1話で登場して、日本の警察で保護してもらっている彼でしたか。彼って聴覚は異常に強化されてますが、視力はないんでしたっけ。だから心臓の音でシエスタと君彦が来たと思っていたという展開です。君彦とのやりとりがどことなくかみ合ってませんでしたが、まあそれが伏線と言うことのようで。

 どうもこの渚がこれから君彦のパートナーとなって新たな事件が始まるという展開の模様。かつてのシエスタの存在は回想としてチラチラと挿入され、かつて何があったのかというのがストーリーの進展と共に明かされていくという二重構成ストーリーでしょうか。渚がこれからヒロインになるんでしょうけど、いかにもオーソドックスなヒロインキャラの渚よりは、シエスタのような「今ひとつ何考えてるか分からない銀髪美少女キャラ」ってのは、ルリルリなど伝統的に明らかにアニオタへのウケ線なので、死人にもかかわらず今後何だかんだで登場するんでしょうね。

     
原作は小説のようです

 もっともそのメインストーリーがこれからどう動くのかが良く分からない。シエスタの時は敵としての謎の組織が登場していたが、シエスタが亡くなってから君彦が普通に高校生やっているところを見れば、その件はシエスタの命と引き替えに解決したって感じに見えるが、実はその残党が・・・って展開か、それとも本当に探偵ものをするつもりなのか。とにかくまだ作品が転がり出してませんから。それにしてもこのややこしい二重構成は作りとしては凝っているけど、そこにどういう意味を持たせるのか。見所はそこかな。


 今日は実はこれ以外に「出会って5秒でバトル」なる作品もありましたが、これについては第1話の途中でもろに私の守備範囲外であることが判明したので「見始めて5分で落ちる」という結果になってしまいました。

 

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