白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

探偵はもう、死んでいる。 第3話

アイドルから持ち込まれた依頼

 何だかんだで渚とコンビを組むことになりそうな主人公であるが、そこに現れたのが中学生アイドル。彼女からの依頼で事件に巻き込まれる・・・って展開のようだ。最後に「斎川唯は嘘をついている」と衝撃的に言ってましたが、実のところ衝撃でもなんでもなくて彼女に裏があるのはあからさまでしょう。いくらアイドルっても、あの明らかに作り物の性格は怪しすぎる。あれが本当の性格という設定なら人間描写がダメすぎるし。

     
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 それはともかくとして、今回見ていて感じたのは・・・面白くないんだな。何か登場人物のやりとりが表層的すぎてドタバタしてるだけで妙にスベっている違和感。これがわざとそういう違和感がでるような演出だったら見事なんだが、そうとも思えない。まあ唯とのやりとりがかみ合わなくてわざとらしいのは、半分ぐらいは演出と取ることも出来なくはないが、渚とのやりとりも全く同じ調子でスベってるから、やっぱりこの作品作った者の感覚なんだろう。笑えるわけでもなければ楽しいわけでもなく、心温まるわけでもない。ただ単に空疎に流れて行く感じ。そして全体につきまとうわざとらしさ。

 

作品の目指しているところも良く分からない

 話の流れ自体も非常に悪い。話をスッと流せば良いようなところで、ことごとく蹴躓くような感覚がある。だから見ていてこっちもその度ごとに肩透かし食らうような妙な感覚を受けて、それが微妙なストレスとして溜まっていく。元々設定に無理のある話ではあるんだが、そういう根本的な問題よりも、表現上の違和感の方が先についてくる。

     
原作は小説のようです

 なんかわざわざヒロインの心臓を引き継いだ次のヒロインなんてややこしい設定を持ってこなくても、最初のヒロインとの単なる冒険活劇で十分だった気がするんだが。最初の事件のあっさりした解決の仕方見てたら、謎解きをすることを主眼にしていないのは明らかだが、かといってアクション活劇でもないし、とか言って人物描写も今ひとつ魅力的とは言い難いし・・・となったらどこを見たら良いのかが分からん。

 とにかく今のところ私としては違和感全開。まあ「合わない」としか言いようがないんだろうな。次回見てもその調子だったら、次回で落ちます。多分。

 

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