白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

戦闘員、派遣します! 第12話「強い相棒と賢い相棒」

おマヌケでご都合主義の決着を上手くつけました

 ラッセルの戦闘メカに追い込まれた六号達ですが、ここでアリスが取った策が、悪行ポイントの前借りで超兵器を呼び出すってもの。それが出来るなら最初からしろって感じだが(こいつが使えるなら、最初から砂の王なんて撃退出来たように思える)、結局はこいつでラッセルの巨大ロボをボコったってことか。

     
アマゾンプライムビデオもあり

 ただいかにもかなり悪行ポイントを消費しそうな超兵器だけに。これでいよいよ六号は地球に戻れなくなったのではって気がするな。一体どんだけセクハラ重ねればポイント解消出来るのやら。

 六号はアリスがこのメカを呼び出すまでの時間を必死で稼ぐわけだが、まさに命がけのはず・・・なんだが、緊張感がないのは六号が図太いのと、こういう修羅場には意外と慣れてるんだろうな。まあ以前にも躊躇なく魔王軍の幹部をミンチにしてたからな。この辺りは確かに悪の組織の構成員ではある。

 いよいよ限界かってところでアリスの巨大メカが登場するご都合主義。で、この後の巨大ロボット対巨大戦闘メカの戦闘シーンはまるごと割愛(笑)。そういうのがメインの作品ではないので、そういう部分は不要とばかりにバッサリと切る。むしろその後に六号とアリスが相棒としての絆を深めていたってことの方が重要なようだ。アリスはやけに人間くさいアンドロイドですが、六号との関係なんかも極めて人間くさい。

 

一応は各人の決着もつけた模様

 そして囚われの身になったラッセルは、六号達の拷問に晒されることに・・・っても六号はこういう悪辣なことが出来ないんだな。で、ここで登場するのがこれまでまともに活躍のなかった虎男さん。虎男さんのあまりの変態的趣味にラッセルはタジタジとなってついに全面降伏です。これで水問題も解決か。それにしてもしっかりと女装させられていたな。まあラッセルにとってはありゃ肉体的な拷問よりもキツいわ。

 それにしてもグリムって、本人も言っていたように活躍の場は全くなかったですよね。結局はいつも寝ていただけ。ある意味でこの作品の中で一番不憫な存在だわ(笑)。砂漠で迷った時なんて、あわやロゼに食われそうになってたし。六号には地雷呼ばわりされていたが、実際のところは戦力外になっている。その挙げ句に最後は自爆か。後で破片でもかき集めて再生するんだろうか。

 結局は魔王軍四天王もハイネ一人だけになり、復讐を誓ってましたが、どうせまた六号のセクハラのネタにされるのがオチだから、やめとけば良いのに・・・。ところで最後にチラッと見えた美少女はもしかして魔王ですかね。

 で、やっぱりどこかに飛んだ勇者と魔王軍四天王の二人は、ベリアルの下で戦闘員になっていた模様。どうやらベリアルにあごで使われている様子だから、結局はこいつらも雑魚なようで。もしかして、彼らが援軍として送り込まれてくるって展開もありなのか? まあこの作品はもう終わったが(原作は続いているようだし)。

     
原作はまだ続行中のようですが

 まあお気軽おマヌケで肩が凝らずに見れるという点ではまずまず悪くない作品だったが(少なくとも私の初期期待値は上回っていた)、ここのところ雨後の竹の子のように乱立している転生ものやら異世界ものの中では、特別に何かの魅力があると言うほどでもありませんでした。最終的には良くも悪くもないって評価かな。原作が継続中なのに、一応のストーリー的決着をつけたことは評価する。

 

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