全員大活躍の綺麗なラストです
うん、まあ綺麗に決着つけたんじゃないですか。
最後は総出演で戦って大団円。脳筋ジョウはギルダンの拳によってすっかり目が覚めたようですし、死んだかと思っていたガレス君まで復活しました。しかもイケメンらしく見せ場はしっかり作りました。
で、エレンは命を捨てるつもりだったようですが、シャーリーと見事に百合展開。まあこういう辺りは今時ですが。これでエレンは吸血鬼として復活したってことになるんですか?
そしてレダは完全にこっち側にやって来て、ツンデレヒロインとしての地位を確立してしまったようです。初めて登場した時の禍々しい雰囲気と比べると、なんとまあ可愛くなってしまったもんで。
暴走するソフィーティアさんにネモの隠し技が炸裂
結局はソフィーティアさんが世界を滅ぼすってところまで暴走しちまった理由は今ひとつハッキリしないんだが、どうもジェニウスに対する気持ちも一因だった模様。身も蓋もない言い方をしたら、男に振られた女が「こんな世界滅んでしまえば良いんだ!」って話か? 悲しさってよりも逝っちゃってるのが前面に出ちゃってましたが。
最後にネモの隠し技である獣神変まで登場しちゃいました。つまりはあれが本来のネモの姿だったと言うわけですか。それがネモの姿と記憶を受け継いだことでああなったと。どうもオリジナルのネモがかなり純粋な男だったようなので、結果としてその影響をもろに受けたと見るべきなんだろうか?
そして最後はジェニウスが自分の力と引き替えに、ソフィーティアさんを完全に封印しちまったわけか。あれはジェニウスとしてのケジメなんでしょうか? これでネモはジェニウスの力を完全に失ったことになるようですが、魔の力のようなものも本に封印されたわけだし、ネモは完全に普通の人間になったんでしょうか? それとも獣化能力だけはまだ持ってるの? まあどうでも良いことだけど。
結局は各人は予定通りの結論へ
で、ネモとファリアはあの書物(それにしても異常にデカイ)を完全に封印(というか消滅させる)方法を探して世界を当て処のない旅に出たと。まあハッキリ言って二人のハネムーンみたいなものですね(笑)。結局はこの二人は予定通りに引っ付いたか。
そして委員長なき後の学園は俺が守ると脳筋ジョウ君は訓練に励んでいたようですが、それをウットリと眺める女子生徒の姿が・・・女っ気が全くなくてギルダンとばかりつるんでいたジョウ君にもとうとう春が来るのでしょうか?
これが最後だというように見せていたガレス君ですが生きてたんですね(笑)。で、みんなの温かい心に思わず涙が。クールを決めている彼にしては珍しい反応なんで、ジョウなんかは露骨に興味津々でしたが、まあそうなるわな。
とりあえずの大団円ということで見事な予定調和です。まあ正解でしょうね。途中で結構グダグダがあったけど綺麗にまとめたと思いますよ。それにしてもこの作品、基本的には甘々設定なのに、いきなりクレアが死んじゃったり、結構エグいシーンがあったりとか、作品のバランスが奇妙なんですよね。そこが一番に印象に残った。
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