急激に動き始めた世界情勢
選帝侯ルドルフがいよいよ話の黒幕として積極的に動き始めましたね。どうも彼は壁の外の勢力と通じている様子がある。やはり壁の外にはこの世界を観察している者がいるような気がする。
で、ついに女王として独立国宣言をしたアタリーは弱小国も巻き込んでの大連盟会議を始めた模様。超軍事大国だったレッカ凱帝国が大半のバインドワッパーを失って弱体化し、さらにはリュート卿和国も機甲師団がすべてプラークについて国を離れたとなれば軍事的には壊滅状況、結局は目下のところこの世界の最大軍事力は戦闘国家やまと・・・でなくてグランエッジャ城艦国ってことになってしまいますので、同盟でも何でも主導できるわな。それにしても久しぶりに登場したな、美少年牧場の面々。全くもって立派になったことで。
そんな中、シュウ君は危険を冒してレッカに交渉に乗り込む。裏切られた怒りに駆られているレンに命を狙われるがそんなことはシュウ君の想定内。それよりもただの脳筋男だったカイが書物を調べた挙げ句にシュウの行動を読んだという成長っぷりが一番の驚き。まさに「呉下の阿蒙」である。恐らく彼はレッカの中でも誰もが認める脳筋男だったんだろう。
最終兵器?登場
シュウは飛行城艦のことを知っていたから、それを早く押さえておきたかったようだが、ルドルフの方が先に動いたようです。宰相を使ってそれを動かしてしまいました。宰相自身は絵に描いたような超小者なので大したことないですが、この城艦の能力は侮れないようです。恐らく飛行できるだけグランエッジャよりも能力は上でしょう。そもそもこの城艦を使用したら、壁を力尽くで乗り越えることも可能なのでは。
とにかくこれで宰相がレッカとアロウ達の共通の敵として登場しました。いよいよカイ達との共同戦線もあり得るかな。レンが対応できるかどうかが不明なところがありますから。レンを見ていたら、あれだけシュウに対して「裏切られた」と執着するのは、明らかに愛情の裏返しに思えるのだが。カイはそういうところを感じているようだし。この流れで行くとラスボスはルドルフになりそうだが、それも実は中ボスという可能性もある。
そしてエルシャと大元帥様に壁の外の勢力と思える者が接触を図ってきた。どうも壁の外にも複雑な事情があるのではという雰囲気もある。壁の外の勢力争いが壁の中の世界にも影響してくって展開がこれからあるのだろうか? そうなってくるとさすがに天才シュウ君でも想定できない事態が発生しそうだが。
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