白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

天地創造デザイン部 第12話「案件12」

神様はガルーダ航空に乗るのでしょうか?

 神様はご降臨の前に思い直して引き返ししまったようです。まあ神様があからさまに姿を現すと偶像崇拝云々とかの問題がありますから(笑)。

     
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 で、神様の乗り物として登場した鳥は・・・ガルーダでしょうか? しかしあれはアジア系であって、どうも天地創造とは今ひとつ結びつかないんですが。ちなみにガルーダは今でも実際にインドネシアの空を飛んでますよね。確か日本にも乗り入れているはずです(笑)。

 このガルーダ、留守電機能も搭載という優れものですが、結局はこれが神様からの「地獄のアトラクションにも地上にも両方使えるもの」という無茶ぶりの解答として出て来たコトドリの元ネタですよね。

 

天使も驚くとんでも生物

 にしても天使を驚かせようとして登場したのがアベコベガエルはともかくとして、いきなりジュラシックパーク。昔のデザインって、いささか昔過ぎ。それにしても昔は本当にあんなゴツいのが地上を闊歩してたんですね。ちなみにティラノザウルスのデザインについては、最近は羽毛に覆われていたという説も出ています。確かに実はティラノザウルスの骨格構造って、ここでも鳥と構造が似ているという話が出ていましたが、実際にトカゲよりは鳥に近いんですよね。そもそも二足歩行だったし(昔は尻尾引きずりながらのゴジラ歩きだと考えられてましたが、近年は二足歩行が通説)。だから羽毛があっても不思議でない。実際に羽毛恐竜の化石も見つかってますから。

 結局はオーダーの解答はコトドリになったんですが、コトドリって単なる声真似だけでなく、カメラシャッター音とかも真似するって有名な鳥ですよね。実際に、どんな発声器官しているんだろうって疑問に思うぐらい、機械音とかいろいろな音を真似するらしいです。確かにアトラクションの効果音としては最適でしょう。それしてもこれを使ってもう一人の自分ごっこする横田さんの厨二ぶりも相変わらずだな。

 

そしてマスコット下田君で綺麗にまとめた

 で、後半は意味不明のマスコットキャラでした。これが何の元ネタって言われたら、私だった「せんとくん?」って答えちまうな(笑)。だけど結局は元ネタって言いつつ、実はそのまんまでアシスタントにしてたわけかいな。それにしても鳴き声が「進捗は?」って、それどこの出版社の担当さんやねん!! 何か漫画家の生態が垣間見えてしまうな(笑)。

 途中のドサクサに登場した車輪ライオン、あれは生物としてはあり得ないわな。そもそも車輪ってのは本体と接続していないわけだから(でないとねじ切れてしまう)、生物としてはそもそもあり得ないわな。ウルトラセブンのアイスラッガー並に生物としてありえん構造だ。

 木が生えた鹿ってのもすごかったが、結局は毎年角が生え替わる構造にしたということだが、それってカルシウムの負担がすごいんですよね。そのおかげで鹿は骨粗鬆症になるって以前に言ってませんでしたっけ。だから立派な角を持っていると言うことは、そのことだけでそれだけ体力に余裕があるという証明。

         
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 そして結局はマスコットは下田君ですか? まあ下田君は愛されキャラということで綺麗にまとまりました。なかなか楽しい作品でしたね。どことなく漫画サイエンス風味がありますが、私ってやっぱりこういう「何となくお勉強になる漫画」って基本好きだな。

 

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