とりあえず完結ですが、とにかく甘々展開
何やらドタバタとしましたが、とりあえず完結の模様。最初から甘甘の話ですが、それにしても予想以上に甘々展開だった。
結局は悪党共がラストダンジョンを解放したかった理由が、英雄として生き残るのがしんどいので悪党になることで消滅したかった、ロイドを英雄にするための舞台が欲しかった、ラストダンジョンの力を制御したかった・・・なんじゃそりゃ、というような理由ばっかりですね。正直なところ、あまりにアホらしすぎて。
アホらしいと言えば、ロイド君は大砲かなんかでぶっ飛ばしてもらって、あっさりと到着してしまった。あのドワーフ、技術面は長けているような風だったのですが、こういう初歩的な方法を知らなかった?
ロイドの存在感が薄い
で、到着したロイド君は、毎度のように相変わらずのボケかましているが、正直なところ「もうそれは良い」って言いたい状態。さすがにここまでボケ倒すといささかわざとらしすぎて嫌みです。このロイドの無自覚ボケ、笑えるのはせいぜい最初の魔王を倒すところ辺りまでだったな。
イマイチキャラの立たないロイドに比べて、農業に生涯をかけようとしていたメルトファンの方がよほどキャラが立ってました。鍬と鎌で戦うのは結構良かったです。まるで「土一揆」で。ショウマに所詮はただの人間と言われてましたが、実際にはコンロン村滞在中にメルトファンもかなりコンロン規格に染まったような感じがします。
セレンがストーカー魂で強引にヴリトラを復活させる下りなんかは、いかにもでまあ笑えるところではありますが、それ以外にはこれというシーンはありませんでしたね。リホとフィロも活躍してましたが、如何せんこの二人はキャラが地味。
まあ好きな者はこのほんわかのほほんとした空気にはまるのかもしれないが、私的には今ひとつメリハリがなくて締まらない話だったなという印象。第二期のことは全く謳ってなかったですが、反響次第ってところなんでしょうか? だけど私の正直な感想は、第二期出すほどの作品じゃない。
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