白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

バック・アロウ 第3話「巨大な城艦(ふね)は希望になるか」

超巨大城艦発進

 前回にエルシャが起動したのはどうやら巨大な城艦だったようです。あえて城艦なんて書き方をしているのは戦艦かどうかは不明だからでしょうね。今回見る限りでは武装のようなものは出てこなかったし、そもそも舳先に操縦するエルシャが身動きできない状態で固定されているデザインは、防御的には弱点だらけ。確かに戦闘用だといろいろと不都合なところが多すぎる。ただ何となくあのデザインは変形しそうな気がするんだが。

     
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 で、今回はあのマヌケなビットくんが案の定騙されるというお話。あそこで村の連中を完全に売り渡して自分だけ栄達を図るっていう腐ったキャラでないので、大体の展開はお約束でしたね。それにしてもすべて状況をどこか余裕をこいて眺めていたバック・アロウの正体が不明です。どうもその気になればいつでも自力で逃げ出すことは可能だったのに、あえてそれをせずに状況を静観して、最終的には村の人々が自立する方向に行くように仕向けたというように見える。そうだとしたら、勢いだけのお馬鹿キャラに見える雰囲気に反して、実はかなりの策士ってことになる。

 そしてアタリーは自らの意志を再確認したことでパワーアップした模様。ブライハイトは信念が作用するメカのようですので、彼女の信念が強化されたことによってパワーアップしたというところでしょうか。人間の成長がそのまま反映されることになる模様。

 

これから帝国の追撃を受けるんでしょうか

 その一方で帝国の皇帝らしき奴が登場しましたが、さすがに中国の皇帝的で、しかもヨボヨボの見かけに反してかなりの曲者であるのを匂わせてました。この爺さん、何か隠れた能力を保持している可能性もありそう。それに対してカイとシュウは忠実な下僕という風を装ってはいますが、腹の底には何やら秘めたものがありそう。シュウは典型的な策士キャラですが、カイの方も最初に感じさせていた単なる筋肉バカでは収まらない部分があるキャラのような気がします。これから皇帝の命でシュウがバック・アロウ達の討伐軍を指揮するのでしょうか。

     
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 バック・アロウは村人達を抱えたまま、シュウ達の追撃を退けながら壁を目指すという展開になるのかな? ただブライハイトを動かすのには意志の力が必要であり、そっちのパワーがほぼ無敵に見えたバック・アロウでも5時間程度が駆動の限界だったようで、通常なら1時間ぐらいとの話でしたから、エルシャがあの城艦を駆動できるのはどの程度の時間なんでしょう? エルシャが離れたらあの城艦は動かないようだし、これから考えるとあの城艦は思いの外駆動時間が短いように思える。

 これからは帝国の追撃をかわしながら壁を目指すスペースラナウェイ・イデオンになるんでしょうか? それとも超巨大艦の中に村があるというマクロス状態? すいません、いちいち挙げる例が古くて。

 とにかく相変わらずストーリーのテンポも良く、キャラクターもなかなかに生きている。これは今期のナンバー1になりそうな雰囲気。

 

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