白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

憂国のモリアーティ 11「二人の探偵 第二幕」

珍しくミステリー展開?の今回

 今回はモリアーティとホームズが二人がかりで事件を解決するという展開。この作品にしては珍しく一応ミステリー的展開してましたかね。

 とは言うものの、事件自体はそんなに難しいものではなく、しかも視聴者はあくまで二人の推理を追っかけるだけ。この辺りは名探偵コナンなんかとは違います(笑)。

     
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 この作品の場合の見所は事件自体よりもそれを解明していく過程でのホームズとモリアーティの駆け引き。結局は正統派の推理によって犯人にたどり着いたホームズに対して、心理面の分析の方から犯人にたどり着いたモリアーティ。しかもバレた後の犯人の行動まで推測してわなを仕掛けていたと。この辺りは流石というところで、それはホームズも気づいていたようですね。「俺よりブラフが上手いんじゃないか」ってのは、ホームズがあの血痕は明らかにモリアーティが先に仕込んだものであることを見抜いていたという意味ですからね。

 とにかくこれでお互いにやはり好敵手として認識したという展開になってます。ホームズは遠からず「黒幕はあいつなんでは」という推理には行き着きそうですね。

 

ホームズの兄貴も登場して来春から盛り上がりそう

 で、完全に話の途中で一旦終わりになったんですが、続きは来年4月からと言うことのようです。そりゃまあ、まだ何も始まってないし、何も終わってないですからね。

 そしてそこまで視聴者の気をつながせるために唐突に女王様とその配下登場。ホームズ卿と呼ばれてましたが、彼がマイクロフト・ホームズ、原作にも登場しているホームズの兄貴ですね。弟に負けず劣らずで頭の切れる男という設定だったはず。どうやらイギリスにとって重要な文書を巡る争いとなり、そこにモリアーティが参戦してくるってことか。

 話は来春以降に大きく動きそうです。一癖も二癖もあるキャラクターが互いに絡み合ってドラマを盛り上げてくれるでしょう。

 

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