池袋大抗争はあっさりと解決しました
予想通り安直なオチが来たな・・・。
結局は事件の黒幕だった磯貝はマコトの計略に嵌められて、無駄にベラベラと事件の全貌を喋る。それでそこを撮影されて万事休す。いやー、何か船越と崖が見えてきそうな展開。要はいじめられっ子だった磯貝がいじめっ子連中に復讐するために関西のヤクザを池袋に呼び込んだって。何か手の込んだ復讐だな。手の込んでいる割には計略自体は雑で頭悪い。
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にしても、事件の全貌も例によってマコトが数カ所公衆電話から連絡すればすべて分かるという安直ぶりは相変わらず。しかもその内容たるや前回で想像できたものから一歩も踏み出していない。相変わらずこの辺りのドラマの背景は簡潔というか雑というか。
で、さっきまで命の取り合いにまでエスカレートしていた連中が、この隠し撮りビデオの上映でキョトンとしてしまってそれで一件落着って・・・。まあ確かに頭の良くない連中が多いんでしょうが、それにしても頭悪すぎ。
磯貝と組んでいた関西のヤクザの兄ちゃんは、地元の組事務所に連行された模様ですが、恐らくその後は東京湾にでも浮かぶんでしょうね・・・。磯貝の方はレッドエンジェルスによって警察に突き出されたようですが。よくまあ生きた状態で警察に突き出されたもんだと思いますが。そして一番の腹心に裏切られた傷心の恭一君はレッドエンジェルスを解散して池袋を去りましたか。で、レッドエンジェルスの面々はジーボーイズに吸収されて目出度し目出度し・・・ってそんなに簡単なものなのか?
そう言えば「一体こんな時に何してるんだ?」のジーボーイズの自称武闘派君もしっかり登場しましたね。本人が言っていたように、シャドウにボコボコにされて少しは頭に血が巡るようになったようです。マコトの説明だけで事態を理解できたようですから。以前なら聞く耳持たなかったろう。何やら蒲田にまで都落ちしたようだが、そこで勢力広げながら積もり積もった暴力衝動を健康的(?)に発散してたんですかね。何やら以前の狂犬さながらの様子から少し悟ったような空気まで出ていた。
最後はタカシが少女の刃を身体で受け止めて愛を伝える(?)という感動の名場面(?)なんですが、普通はあれで死なないでしょ。何しろ銃弾受けても死ななかったタフガイなんですから、少女が持っていたナイフが刃渡りそんなになさそうだったし、その上にあの少女が全力で突進してもそんなに傷は深くなりそうにない。余程急所を直撃しない限りまあ致命傷にはならんわな。タカシはその気で遺言まで残していたが。もしかしてあそこは笑うべきシーンだったんか?
まあ全体を通じてストーリーの浅さと安直さの目立つ作品でしたね。キャラ描写とかの基本的なところは破綻はしてないんだが、毎回ストーリーが浅いので結構不完全燃焼のようなパターンが多かった。原因が原作小説にあるのか、アニメ化スタッフにあるのかは私には分かりませんが。
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