白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

錆喰いビスコ 第11話「おれがビスコだ!」第12話「弓矢の二人」

巨神兵をぶっ倒して強引に大団円

 巨神兵の圧倒的な力の前で、奮戦しているミロもそろそろ限界。ついには力尽きてすべて終わりか・・・というところで突然に復活するビスコ。まああり得る展開とは思ってましたが、復活した上にサビクイの精霊になってパワーアップしているという超ご都合主義展開。そして超ご都合主義のまんまに無理矢理に大団円でラストまで持って行ってしまいました。

   
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 まあ元々滅茶苦茶な設定の作品ですから、こういう超ご都合主義展開でもありですけどね。この作品にそんな細かい辻褄求める人もいないでしょうから。何でビスコが復活したんだ? と言われても、そこはキノコの神秘パワーでも、ミロの愛の力でも何でも良い(笑)。そしてビスコが復活したら、それまで完全にビスコが憑依していたミロが本来のミロに戻るんですよね。なんかこの辺りいかにもって感じだな。

 強烈な力で巨神兵を圧倒するビスコだが、そこで巨神兵は自爆モードに、無闇に吹っ飛ばしたら日本は終わり。確実に急所を一撃する必要があるが、それはどこだ? というところでビスコの未来の嫁ことパウーが登場。自らビスコの唇を奪うという積極アプローチ。確か最初は執念深く命を狙っていたはずだったが・・・。誤解が解けた途端に憎さ転じて愛情になってしまった。そしてパウーの見事な兜割の結果、日本維新の会の知事がその本体を現す。要はあいつも復活して巨神兵を操っていたってことか。で、ビスコが目をふさがれながらもミロとの愛のコンビネーションで知事を粉砕して、見事に大阪・・・じゃなかった、忌浜だったっけ? 及び日本を救ったと。ところでこの作品、日本しか出てこないけど世界はどうなってるんだ? 自衛隊の残存は戦っていたみたいだが、米軍が出てきた様子はないし。大体日本が発生源になってこんなとんでもな事態を起こしていたら、日本が世界中からボコられてそうなもんだが。

 

 

強引かつご都合主義な展開だが、本作の場合はそれで正解

 で、最後は大団円の後日談になってるが、結局はビスコはスーパーパワー転生で不老不死になっちまったようで、そんな余計なものいらないと普通の人間になる方法を探して旅に。そしてミロはそのお供か。一方でビスコの嫁ことパウーは忌浜の知事になって分離独立運動を仕掛けているらしい。しかしその脇になぜか参謀よろしくジャビがつきそっていたのって? そしてチロルはサビクイ満載してトラックで走っていたようだが、当然のように商売目的だろうな。サビクイアンプルは高いみたいだから。ミロは最初は例によって無料奉仕で片っ端から注射していたみたいだが、忌浜の連中は全員治療したのか? 彼の行動原理からしたら、ビスコを真人間に戻すよりも前に、ビスコのスーパーサビクイパワーでサビを殲滅することの方が優先のはずだが。

 まあ収まるべき大団円に向けて無難に収まったというところかな。ストーリー展開的には強引かつ無茶だが、そもそもがそんな精緻な構成のストーリーではないし。どちらかと言えばキャラクターの勢いで魅せるタイプの作品だから、それが最後まで失速しなかったんだから正解だろう。終わってみると「一体何だったんだ?」と言いたくなるところがある作品ではあるが、まあ細かいことをグダグダ言うのも無粋というところで。

 今期作品は正直かなり低調なので、その中では比較的上位の方かな、本作は。

 

 

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